チェルシーは、マウリシオ・ポチェッティーノ監督の後任として2人の指揮官をピックアップしたようだ。
今季ポチェッティーノ監督が就任し、夏の移籍市場でも超大型補強を敢行したチェルシー。しかし、プレミアリーグでは26試合を終えて10勝6分け10敗で11位に沈んでおり、また決勝戦まで進んだカラバオカップでも延長戦の末にリヴァプールに敗れている。
来季のチャンピオンズリーグ出場権獲得は非常に厳しくなったチェルシー。イギリス『ガーディアン』によると、上層部は「いかなる不当な決断を下すつもりはない」と考えており、依然としてポチェッティーノ監督を支持しているようだ。選手も指揮官を信頼しているようだが、若手選手を大量に起用したリヴァプール相手にカラバオカップ決勝で敗れたことにより、プレッシャーが増大。リーグ戦での欧州カップ出場権獲得が難しくなったため、FAカップ経由での出場権獲得が進退に大きな影響を与えると伝えられている。
そしてトッド・ベーリー会長らは、決断は急いでいないものの「長期的な視野」で別の選択肢を検討しているようだ。新たな指揮官候補として、スポルティングCPで結果を残すルベン・アモリム監督、さらにブライトンを躍進に導いたロベルト・デ・ゼルビ監督の2人を高く評価。欧州カップ戦出場権を失った場合、今季終了後に招へいに動く可能性があるという。
なお、アモリム監督にはユルゲン・クロップ監督の退任が決まったリヴァプールも興味を示している模様。一方でデ・ゼルビ監督は、リヴァプールに加えてエリック・テン・ハーグ監督の去就が不透明なマンチェスター・ユナイテッドも関心を持っており、仮に指揮官交代に動く場合は争奪戦になる可能性もあるようだ。今後の動向に注目が集まっている。





