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マンチェスター・Cとチェルシーによる壮絶な打ち合いは4-4ドロー決着!パルマーが古巣相手に劇的同点PK弾

現地時間12日、イングランド・プレミアリーグは第12節が行われ、チェルシーはホームのスタンフォード・ブリッジにマンチェスター・シティを迎えた。

前節、無敗で首位を走るトッテナムに初めて土をつけたチェルシー。退場やVARによるゴール取り消しなど様々な要素が絡んだ波乱の展開となったが、シティ、ニューカッスル、ブライトン、マンチェスター・ユナイテッドと強敵相手の連戦が続く中で、弾みのつく勝利となった。

一方、10月8日のアーセナル戦に敗れて以降、公式戦5連勝と右肩上がりで調子を上げてきているシティ。依然としてデ・ブライネを負傷で欠く中、前節は21歳のドクが5ゴールに絡む活躍を見せるなど、層の厚さを遺憾なく発揮し、再び順位表のトップに躍り出た。

立ち上がりからボール保持で上回るシティに対し、チェルシーはカウンター気味にチャンスを窺う。プレミアのビッグマッチらしい、インテンシティの高い攻防が繰り広げられる中、試合が動いたのは22分、ベルナルド・シウバの左クロスはゴール前のハーランドには合わなかったが、VARの結果、ククレジャがハーランドを引っ張っていたとしてシティにPKが与えられる。このPKをハーランドがきっちりと沈め、シティが先制に成功した。

チェルシーの反撃は28分、リース・ジェームズの直接FKは枠を捉えたものの、GKエデルソンが素晴らしい反応ではじき出した。しかし直後の右CK、ギャラガーのキックをニアサイドに走り込んだチアゴ・シウヴァがハーランドの手前で頭で合わせると、叩きつけられたヘディングがゴール左へと決まってチェルシーが同点に追いつく。

さらに37分、右サイドでパルマーがオーバーラップしたR・ジェームズに縦パスを出すも、エリア内右で先に触ったのはグヴァルディオル。しかし、戻りながらの処理となりクリアしきれず、奪ったR・ジェームズの折り返しをゴール前でフリーとなっていたスターリングが押し込み、チェルシーが逆転に成功する。

しかしリーグ3連覇中の王者は簡単には引き下がらない。前半アディショナルタイムに入ったタイミングで左CKをショートで繋ぎ、B・シウヴァの左クロスをゴール前でフリーとなっていたアカンジが頭で合わせ、シティが同点に追いつきハーフタイムを迎えた。

次の1点が大きな意味を持ちそうな展開の中、後半早々にスコアが動く。47分、カウンターからフォーデンがエリア内右に縦パスを送ると、オーバーラップしたアルバレスがゴール前に折り返す。これをハーランドが滑り込みながら体ごと押し込み、シティが勝ち越しに成功する。

リードしたシティは59分、ドクに代えてグリーリッシュを投入。追いかけるチェルシーはR・ジェームズとエンソ・フェルナンデスを下げてムドリクとグストを投入する。

すると67分、左サイドのムドリクが仕掛け、カイセドを経由して中央で受けたギャラガーがミドルレンジから右足を振り抜く。強烈なシュートをたまらずGKエデルソンがはじくと、こぼれ球をニクラス・ジャクソンが押し込んでチェルシーが再び試合を振り出しに戻した。

さらにチェルシーは75分、高い位置でロドリのパスを奪ったスターリングが、エリア内右にラストパス。フリーで走り込んだグストが決定機を迎えるが、左足でのシュートは枠を外してしまう。

ヒヤリとしたシティは79分、アルバレスに代えてコヴァチッチを投入。そして迎えた86分、ペナルティーエリア手前のこぼれ球に反応したロドリが左足を振り抜くと、シュートブロックのために足を出したT・シウヴァに当たってコースの変わったシュートがゴール左へと決まり、シティが4-3とリードを奪った。

アディショナルタイムは8分あり、チェルシーもカイセドを下げてブロヤを投入し果敢に攻める。すると追加表示の2分、ゴール前でパスを受けたブロヤがシュート体勢に入ったところで打たずにかわすと、ルベン・ディアスのタックルを受けてPKを獲得。このPKをパルマーがゴール左上へと沈め、チェルシーがまたしても追いついてみせた。

最後まで互いに勝利を目指して攻め合ったが、壮絶な打ち合いは4-4のドローに終わった。

■試合結果
チェルシー 4-4 マン・C

■得点者

チェルシー:T・シウヴァ(29分)、スターリング(37分)、N・ジャクソン(67分)、パルマー(90+5分PK)

マンチェスター・C:ハーランド(25分PK、47分)、アカンジ(45+1分)、ロドリ(86分)

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