チェルシーのフランク・ランパード監督は、クラブ史に残る不名誉な記録を作っている。
18日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝セカンドレグで、レアル・マドリーをホームに迎えたチェルシー。ファーストレグを0-2で落としていた中で逆転突破を目指したが、ロドリゴに2ゴールを許してそのまま0-2で敗戦。2試合合計0-4と、厳しい結果で大会を後にしている。
グレアム・ポッター前監督解任に伴い、8日のプレミアリーグ第30節ウォルヴァーハンプトン戦から自身2度目のチェルシー監督として指揮を執るランパード監督。しかしそのウォルヴァーハンプトン戦(0-1)にブライトン戦(1-2)、さらにレアル・マドリーとの2試合(共に0-2)と、就任後の公式戦で4連敗を喫することになった。『The Athletic』によると、チェルシー監督が就任後の公式戦で4連敗を喫するのは、クラブ創立から118年間で初の出来事になったという。
現地スタンフォード・ブリッジで取材していた『BBC』スポーツ部門のチーフライターであるフィル・マクナルティ記者は、以下のように評価を下している。
「トッド・ベーリーオーナー率いるチェルシー新グループが犯した多くの過ちの中で最も明らかなのは、6億ポンドもの大金を投じて狂ったような補強を繰り返したものの、最も貴重である必需品、すなわちゴールを奪う選手を獲得できなかったことだ」
「フランク・ランパードの短い任期の中では確かに最高のパフォーマンスだった。だがフィニッシュフェーズでの痛ましいほどの欠落は、最終的に罰を避けられないという空気感を漂わせている」




