チェルシーのフランク・ランパード監督が、批判の集まるMFカイ・ハヴェルツを擁護している。
昨夏の移籍市場で、7000万ポンドと見られる高額な移籍金でチェルシーに加入したハヴェルツ。大きな期待を受けての加入だったが、ここまでプレミアリーグでは16試合で1ゴールと物足りない結果に。チームにフィットしているとは言い難い状況だ。第18節レスター戦(0-2)後には、元ドイツ代表ロベルト・フートにパフォーマンスとピッチ上の姿勢を批判されていた。
これに対してランパード監督は反論。21歳のドイツ代表MFを擁護し、時間が必要だと強調した。
「カイと一緒に仕事をしているから言えることだが、熱意が問題なんてことはあり得ない。他のメンバーと同じように難しい時間を過ごしているがね」
「ケヴィン・デ・ブライネやモハメド・サラーは、カイと同じような年齢でここに来た。2人は他クラブへ行き、少し経った後に戻って来た。そして、今やプレミアリーグのレジェンドだ」
「カイにプレッシャーをかけたくはない。このリーグにやって来たばかりの若い選手には時間があるはずだ。時間と忍耐、時には少しの余裕も与えなければならない。数カ月や1回のパフォーマンスですべてが起きるわけではないんだ」
また「彼のスタイルは、物事がうまくいっていない時に人々の批判が集中するようなものだ」としつつも、「こういった選手は何年も見てきたし、驚くべき才能の持ち主だ。言わせてもらうが、彼の熱意、ピッチ上でのカバーエリアは広大だ。データやスタッツが示している。彼には時間が必要である」と擁護を続けている。
「彼のことはよくわかっている。良い子だしね。私の仕事は、彼を改善させていくこと。今は彼に自信を与え、サポートを示す時なんだ」
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