chelsea enzo fernandez(C)Getty Images

超大型補強のチェルシー、新戦力続々起用もフラムに苦戦しスコアレス…2023年はわずか1勝のまま

プレミアリーグは3日に第22節が行われ、チェルシーはフラムと対戦した。

20試合を終えて勝ち点29で10位と苦戦が続く中、1月の移籍市場で世界を驚かすような超大型補強を敢行したチェルシー。この一戦ではムドリクやバディアシル、そしてプレミアリーグ史上最高額で獲得したエンソ・フェルナンデスを早速先発させ、ここまで7位と好調のフラムをホームに迎えている。

ボールを握りながら主導権を狙うチェルシーだが、フラムの中盤付近からの鋭い守備と手数をかけ過ぎない攻撃を前に苦戦。ポゼッション率では上回るが、効果的にボールを進められない時間が続く。前半終盤には自陣から抜け出すのにも苦労を強いられたが、45分にこの試合最大のチャンス。シイェシュの浮き球パスに反応したハヴァーツが、飛び出したGKレノの位置を見てループシュート。しかしここはポストに阻まれ、前半をスコアレスで折り返す。

なかなか上手くいかないチェルシーは、後半頭からムドリクに代えて今冬PSVから獲得したマドゥエケを初投入。状況の打開を図る。しかし前半同様にボールを持ちながらもリズムをつかめず、シュートまで持ち込めない時間が続いた。60分にはケガからの復帰戦となったリース・ジェームズとシイェシュに代え、アスピリクエタとスターリングを投入した。

チェルシーは71分、E・フェルナンデスがエリア外からこぼれ球をダイレクトで狙い、際どいミドルシュートを放つ。79分にも似たような状況からギャラガーが狙うが、これも枠外に。直後にはDFラインの背後に飛び出したフォファナがGKをかわすが、シュートはゴール手前でリームのカバーに阻まれた。終盤には3カ月ぶりの復帰となったチルウェルを投入し、圧力を強めるチェルシーだが、ゴールが遠い。

結局、試合はこのままスコアレスドローで終了。チェルシーは2023年の公式戦7試合でわずか1勝のまま(3分け3敗)、勝ち点30に。暫定で9位に浮上したが、2試合消化の少ないリヴァプールとは1ポイント差となっている。一方のフラムはプレミアリーグでの連敗をストップし、勝ち点を32に伸ばした。

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