プレミアリーグは30日に第3節が行われ、チェルシーとフラムが対戦した。
前節ウェストハムを5-1で下し、今季初勝利を飾ったチェルシー。連勝を狙うフラムとのダービーマッチでは、離脱中のパーマ―がメンバー外に。ジョアン・ペドロ、デラップ、そしてエステバンと新加入選手たちが先発に名を連ねた。一方2試合連続ドロー中のフラムは、バッシーやイウォビ、注目のキングらがスタメン入りしている。
序盤からピッチの至る所で接触が相次ぐなど激しい立ち上がりとなった一戦は、序盤はチェルシーがボールを握って相手陣内で試合を進める展開に。一方のフラムは、奪ってから鋭い攻撃を狙い、7分にはアンデルセンがボックス内でシュートを放った。すると14分、チェルシーにアクシデント。デラップが足を痛めてプレー続行不可能となり、ジョージとの交代を余儀なくされた。
すると21分、試合が動く。フラムはセンターサークル付近でボールを奪って速攻を発動すると、スペースに飛び出したキングがボックスまで持ち運び、冷静に相手をかわしてシュートを突き刺した。育成組織出身の注目の18歳のプレミアリーグ初ゴールかと思われたが、ボールを奪ったシーンでファールがあったとして、VARレビューの結果取り消されている。
判定に救われる形となったチェルシーは、その後も何度かピンチを迎えるが、GKサンチェスやカイセドを中心に失点は免れる。一方でセットプレーを中心にチャンスを作ると、前半アディショナルタイム10分にCKからジョアン・ペドロがヘッドを叩き込み、新加入FWの2試合連続弾で大きなリードを奪って前半を折り返した。
リードするチェルシーは後半早い時間に猛攻を仕掛けると、53分にボックス内でハンドがあったとしてVARレビューが行われると、長い時間のチェックが行われた末にPKを獲得。これをエンソ・フェルナデスがど真ん中に蹴り込み、チェルシーがリードを広げることに成功した。
畳み掛けるチェルシーは、59分にエステバンがカットインからGKレノを襲うと、62分には飛び出したジョアン・ペドロが決定機を迎えたが、ここも飛び出したGKレノに阻まれた。劣勢のフラムは67分、スミス=ロウとロビンソンを投入して状況の打開を図る。
終盤はゴールが欲しいフラムが攻めに出るが、チェルシーも必死の守備でゴールまではやらせない。結局試合はこのまま終了し、チェルシーが2-0で勝利して連勝を達成。一方のフラムは、開幕3試合で勝利がない状況が続いている。




