チェルシーのエンツォ・マレスカ監督が進退に揺れているようだ。イギリス『スカイスポーツ』などが伝えている。
2024年夏にレスター・シティをイングランド2部チャンピオンシップ優勝に導いたマレスカ監督は、その後チェルシーの新指揮官に就任。昨シーズンにはプレミアリーグでトップ4フィニッシュを飾り、UEFAカンファレンスリーグ優勝、FIFAクラブワールドカップ制覇を成し遂げる成功の1年を送った。
さらなる飛躍が期待される今シーズン、チェルシーはマレスカ監督の下で序盤には好調を維持していたが、徐々に失速。直近のリーグ戦7試合でわずかに1勝を挙げたのみで、首位アーセナルと勝ち点15差の5位と優勝争いから大きく後れを取った。
30日のホームでのボーンマス戦に2-2で引き分けに終わったことで、直近の公式戦3試合未勝利に。これを受け、マレスカ監督へのプレッシャーが増している模様。また、同指揮官は昨年12月のエヴァートン戦後に、就任以降「最悪の48時間」と主張し、さらにチームへのサポートがないことを嘆いた。これを受け、指揮官とクラブの間の関係性が良好ではないとも考えられてきた。
これらの事情を受け、1月に早急にパフォーマンスの改善と結果を示すことができなれば、チェルシーがマレスカ監督の解任に踏み切る可能性が高いと予想されている。
なお、チェルシーは1月にプレミアリーグ、チャンピオンズリーグ、カラバオカップ、FAカップの4大会で計9試合をプレーする予定。2026年の初戦は4日の敵地でのマンチェスター・シティ戦だ。



