チェルシーのエンツォ・マレスカ監督は、人種差別の渦中にあるエンソ・フェルナンデスについて語った。
先日までアメリカで開催されていたコパ・アメリカで連覇を飾ったアルゼンチン代表。その一員として優勝に貢献したフェルナンデスだが、試合後にソーシャルメディアに投稿した動画が大きな波紋を広げている。
フェルナンデスがチームバスの中でライブ配信を行うと、2022年ワールドカップ決勝でPK戦の末にフランスを撃破して優勝した際の一部ファンによる「ヤツらはフランス代表だが、両親はアンゴラ出身。母親はカメルーン出身、父親はナイジェリア出身。でもパスポートはフランスと言っている」という人種差別的なチャントをバス内で選手たちが歌っているところも配信された。
これを受け、フランスサッカー連盟は法的措置に出ることを示唆し、チェルシーのチームメイトであるフランス代表のウェズレイ・フォファナは『X』でこの行為を非難。国際サッカー連盟(FIFA)が調査を開始したとも報じられる中、フェルナンデスはこの件を謝罪していた。
渦中のフェルナンデスが間もなくチームに合流する中、マレスカ監督はチーム内の状況についてコメントした。
「(スカッド内に問題があるかとの問いに)そうは思わない。彼ら全員が人間だ。いずれの選手からも悪い考えがあるとは思わない。エンソが帰って来たときに何かしらの状況が発生するとは思わない。エンソは謝罪して状況を明らかにし、クラブも同様だ。だから、これ以上のことは何もない。彼らは決して悪い人間ではない。これは起こりうることだが、問題があるとはまったく思わない。私はエンソと話をしたし、他の全員とも話をした」
また、主将のリース・ジェームズは「難しい状況で、エンソは間違っていたことを認識し、すぐにクラブやチーム、傷つけられたみんなに謝罪した。エンソはまだここにはいない。彼がここに戻って来たときにどのような状況であるかを判断しないといけない。みんながこの状況から前進できることを願っている。僕はエンソや関わったみんなと話をしたけど、会話の内容は内々にとどめておくべきだ」とコメントした。


