チェルシーは、近年イエローカードや退場者の多さが問題になっている。
18日に行われたプレミアリーグ第8節でチェルシーは敵地でノッティンガム・フォレストと対戦。スコアレスで前半を折り返した一戦は、後半にチェルシーのジョシュ・アチャンポン、ペドロ・ネト、リース・ジェームズが得点を挙げる。試合終盤にはマロ・ギュストが退場となったものの、チェルシーが危なげなくノッティンガム・フォレストを3-0で下した。
今シーズン、チェルシーは退場者が後を絶たない。マンチェスター・ユナイテッド戦でGKロベルト・サンチェスが開始早々にレッドカードを受け、2試合後のブライトン戦ではトレヴォー・チャロバーが同じくレッドカードで退場に。チャンピオンズリーグのベンフィカ戦ではジョアン・ペドロが2枚のイエローカードで退場し、リヴァプール戦ではエンツォ・マレスカ監督に一発レッドカード、そしてノッティンガム・フォレスト戦でギュストが2度の警告により退場を命じられた。
幸いにも、マンチェスター・ユナイテッド戦、ブライトン戦に敗れた以外の3試合は結果に直接的な影響はなかった。しかし、チェルシーはここまでイエローカード、もしくはレッドカードを受けなかった試合が1度もなく、プレミアリーグのフェアプレーポイントではすでに29ポイントでリーグワーストだ。
なお、このような状況は今シーズンに始まったことではない模様。イギリス『BBC』によると、2シーズン前のマウリシオ・ポチェッティーノ政権下でリーグ記録となる105枚のイエローカードを受けてフェアプレーポイントは117。昨シーズンも106ポイントでリーグワースト2位だった。
また、過去3シーズンのイエローカードの総数は301枚にも及び、これはリーグワーストの記録に。また、同期間内のレッドカードの数は12枚で、ウォルヴァーハンプトンに続くリーグワースト2位だった。
チェルシーは、ポチェッティーノ監督の下で1試合当たり2.8枚、マレスカ監督の下で2.6枚のイエローカードを受けた。『BBC』は「この傾向は、単なる戦術的な問題以上のものである可能性があり、トッド・ベーリーらによって編成された若いチームが感情をどう扱うかにも関係しているかもしれない」と結論付けた。


