ZIYECH CHELSEA ATLETICOGETTY

チェルシー、ツィエク&エメルソン弾でアトレティコに連勝!余裕すら感じさせるプレーでCLベスト8へ駒を進める

17日のチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦セカンドレグ、チェルシー対アトレティコ・マドリーは2-0でチェルシーが勝利。チェルシーは2試合合計でも3-0と上回り、ベスト8進出を決めている。

アトレティコのホーム扱いだったブカレストでのファーストレグは0-1でチェルシーが先勝。アトレティコがホームでのファーストレグを落として逆転した前例はなく、その事実含めてこのセカンドレグはチェルシーが圧倒的優位な状況だ。

立ち上がり、3-5-2ではなく4-4-2を使用したアトレティコはその歴史に抗うべく積極的に相手陣地に押し入るが、3-4-2-1のチェルシーに攻撃を跳ね返され続ける。アトレティコの勢いを削いでいったチェルシーは、徐々にポゼッション率を上げてゲームをコントロールし、リードを広げることを狙い始めた。

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そうして34分、スコアが動く。決めたのは、やはりチェルシー。速攻から左サイドを突破したヴェルナーがグラウンダーのクロスを送り、フリーでペナルティーエリア内に入り込んだツィエクがGKオブラクをいとも簡単に破っている。

攻めあぐねるアトレティコは39分、ジョアン・フェリックスがミドルシュートでゴールをうかがったが、これはGKメンディのセーブに遭う。対するチェルシーは45分、コバチッチがこちらもミドルシュートで追加点を狙うも、惜しくも枠の左へと飛んだ。前半は1-0で終了する。

シメオネ監督はハーフタイムにロディとの交代でエルモーソを投入。システムを3-5-2に変更して打開を図った。が、迎えた後半は、前線に数をかけずリスクを冒さないチェルシーを相手に攻め込まれる時間が続くことに。シメオネ監督は59分、ルイス・スアレスを下げてアンヘル・コレアもピッチに立たせる。L・スアレスはこれで、2015年から始まったCLアウェー戦無得点記録を25試合まで伸ばすことになってしまった。

アトレティコはポゼッション率を高めて相手陣地でプレーできるようになったものの、しかし決定力を創出するまで至らない。シメオネ監督は69分に早くも3枚目の交代カードを切り、トリッピアーをレマルに代える。レマルとコケを2ボランチとする攻撃的采配でゴールを狙った。

その後、アトレティコはJ・フェリックスが立て続けに、確度がないチャンスながら強引にシュートを放っていったが決め切れず。そして82分に迎えたCKの場面で、サビッチがリュディガーにひじ打ちを食らわせたために一発レッドで退場となった。終盤は数的にも優位に立ったチェルシーが、一方的にペースを握ることに。

アトレティコはアディショナルタイム、J・フェリックスが個人技から執念で決定機を生み出したが、シュートはGKメンディにセーブされる。そしてその直後、チェルシーがエメルソンのゴールで2点目を決めて勝負あり。チェルシーが2試合を通じて余裕あるパフォーマンスを見せ、準々決勝進出を決めている。

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