Todd BoehlyGetty

チェルシーオーナー、川島永嗣と鈴木唯人所属するストラスブールの株式獲得で合意

チェルシーのオーナーがストラスブールの過半数の株式を獲得することで合意に至った。イギリス『BBC』などが伝えている。

昨年にロマン・アブラモヴィッチ前オーナからチェルシーを42億5000万ポンド(約7753億円)で買収したトッド・ベーリー氏を中心としたコンソーシアムの『BlueCo』。会長を務めるベーリー氏は以前からマルチ・オーナーシップモデルこそ若手選手が経験を積むために適切な方法であると主張していた。

そして、チェルシー買収から約1年が経った22日、『BlueCo』が100%に近いストラスブールの株式を7500万ユーロ(約118億円)で買い取ることで合意に達した。なお、同コンソーシアムがファーストチームやアカデミーに投資するものの、会長は2012年に同クラブを買収した元フランス代表のマルク・ケラー氏が引き続き務めることになるようだ。

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ケラー氏は『BlueCo』による買収を受け、「ラシンにとって重要な日になった。株主の友人や私がこの2年間にわたって考えてきたことだ。私たちはすべての側面で健全でしっかりとマネージメントされたクラブを築き上げた。財政面での緊急性はないが、私たちのモデルの天井に達したと感じていた。私たちがラシンを運営し続けたいのなら、私たちの発展や野心を支えることのできる堅固な組織による協力が必ず必要になっていた」とコメント。

また、ストラスブールの株式を買い取る『BlueCo』は「私たちはマルク・ケラーが実施したモデルの発展に積極的に貢献することを計画している。まずは、財政面において男女のファーストチームとアカデミー、クラブ全体に投資することのできる資本を供給することだ」とクラブのさらなる発展を約束した。

フランスのリーグ・アンに所属するストラスブールは、日本代表の川島永嗣とU-22日本代表の鈴木唯人が在籍。今シーズンは低迷しながらも、15位で残留を確定した。

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