チェルシーFWニコラス・ジャクソンは、約1カ月間で2度目の一発退場処分を受けた。
現在FIFAクラブワールドカップ（CWC）2025に参戦中のチェルシー。そして20日には、ブラジルの強豪フラメンゴと対戦した。序盤から積極的に仕掛けるフラメンゴに苦戦を強いられたものの、一瞬の隙を突いたペドロ・ネトが13分に先制点を奪う。しかし62分、65分と立て続けの失点で逆転を許し、68分には4分前に途中出場したばかりのジャクソンが一発退場となって万事休す。終盤には3点目を喫し、1-3で敗れた。
この試合では64分に途中出場するも、わずか4分後に相手選手の足を踏んで一発退場となったジャクソン。試合後に自身のSNSで「本当に申し訳ない。見ている全員を失望させてしまった。またもレッドカード……正直、僕自身に一番腹が立っている」としつつ、「なぜこんなことになってしまったのか、まだ完全には理解していない。しかし確かなのは、故意ではないこと。言い訳はしないし、全責任は僕が負う。反省し、成長し、このバッジのために、信じてくれるみんなのために、より強くなって戻って来る。本当に申し訳ない」と謝罪のメッセージを投稿している。
昨季はプレミアリーグで10枚のイエローカードを受け、今季は5月11日のニューカッスル戦での肘打ち行為で3試合の出場停止処分を受けているジャクソン。来季開幕戦も出場できない状況だが、またも一発退場処分を受けている。約1カ月で二度目の一発退場となったチームメイトについて、DFマルク・ククレジャは以下のように語った。
「彼は本当に落ち込んでいた。ボールを奪おうとしたんだけど、運悪く相手の足を蹴ってしまったんだ。それがすべてだよ」
「彼は若くて素晴らしい選手だけど、こういった部分では少し成長が必要かもね。学ぶ必要はあるよ。監督の話が終わった後、彼はみんなに謝罪して、故意ではなかったことを話してくれた。僕らにとっては重要な選手だし、次の試合で不在なのは痛手だけど、これがフットボールだよ」
なお『The Athletic』は、FIFAがジャクソンの行為を重く見た場合、通常の1試合出場停止処分よりも重い処分を下す可能性を指摘している。