バイエルンとラツィオのOBであるミロスラフ・クローゼ氏は、チャンピオンズリーグ(CL)での一戦を前にFWハリー・ケインについて語った。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えた。
昨季までトッテナムで活躍していたケインは、昨夏にバイエルンへの移籍を決断。30歳にしての海外挑戦は驚きを持って伝えられたが、多額の移籍金で加入した中、さっそくゴールを量産してドイツサッカー界に大きなインパクトを与えている。今季すでにバイエルンの歴史を塗り替え、ブンデスリーガでここまで24得点を奪取。バイエルンのデビュー年に記録したゴール数では最多得点者となった。現在は41得点というロベルト・レヴァンドフスキが持つブンデスリーガでの1シーズン記録を追いかけている状況で、その記録を更新するかが大きな注目を集めている。
ドイツ代表のレジェンドであり、バイエルンとラツィオの両クラブで活躍したクローゼ氏。チャンピオンズリーグのラウンド16での対戦を前に、ケインに対する評価を口にしている。
「ケインは容赦ない。ラツィオのディフェンスは注意しなければね。最初のシーズンは適応するのに時間がかかるもので、20ゴールか25ゴールくらいだろうと思っていたが、わずか数カ月でこれだけのゴールを決めたんだ」
「前回ローマで対戦した時はバイエルンが4-1で勝ったが、もっとゴールを奪えたはずだ。バイエルンは試合には勝つが、支配することはできない。勝ち点3を取るだけではバイエルンは十分でない。ケガ人が多いが、状況は改善されると確信している。でも、ラツィオはもっと問題を抱えているようだね」




