シャビ・アロンソ監督のレアル・マドリー就任が秒読み段階に入る一方、レヴァークーゼンはその後任として、コモを率いるセスク・ファブレガス監督の招へいに迫っているという。ドイツ『キッカー』や『シュポルト・ビルト』が報じている。
アロンソ監督は9日、今季限りでレヴァークーゼンを退団する決断を自ら発表。新天地については明言を避けたものの、レアル・マドリーを率いることが既定路線と見られている。一方、レヴァークーゼンは当初、マンチェスター・ユナイテッドなどを率いたエリック・テン・ハフ氏や、元バルセロナのシャビ・エルナンデス監督の招へいを検討していると報じられていた。
こうした中、昨夏からセリエA初昇格のコモを率い、現在10位につけるなど好成績を収めているセスク氏が、アロンソ監督の後継者候補として急浮上。38歳の元スペイン代表MFは、12日のカリアリ戦後に「私の仕事は、私がいなくても飛躍できるようにチームを準備することだ」と語り、自身の退任を示唆した。
また、クラブの株主でもあるセスク氏は、以前からイタリア国内の他クラブを率いるつもりはないとの考えを示していたという。ドイツメディアの報道によれば、セスク氏はコモと2028年まで契約を結んでおり、レヴァークーゼンへの就任にはクラブ間での違約金交渉が必要になるとされている。
