セルティックがウィルフリード・ナンシー監督の解任を急ぐことはないようだ。イギリス『スカイスポーツ』が伝えた。
スコティッシュ・プレミアシップ4連覇中のセルティックだが、今シーズンは波に乗り切れず。主力の流出が相次いだ今夏を経てシーズンに臨んだチームは開幕から調子が上がらず、ブレンダン・ロジャーズ監督が電撃辞任した。
その後、20年ぶりにクラブに帰還したマーティン・オニール監督が暫定的にチームを指揮してセルティックは息を吹き返したように見えたが、12月から指揮するナンシー監督の下で再び低迷。初陣となったハーツ戦に敗れ、さらにヨーロッパリーグのローマ戦、スコティッシュリーグカップ決勝のセント・ミレン戦、そして17日のダンディー・ユナイテッド戦に1-2の逆転負けを喫して公式戦4連敗となった。
初陣からの15日間で4連敗を喫して、1978年以来となる最悪の戦いを続け、さらにクラブ史上最悪のスタートとなったナンシー監督へは厳しい目が向けられており、早くも進退に揺れるのではないかとも考えられている。
それでも、『スカイスポーツ』が伝えたところによると、セルティックの首脳陣はナンシー監督を依然として支持しており、即座に新しいシステムを取り入れようとする指揮官に全幅の信頼を寄せているようだ。
セルティック首脳陣とナンシー監督は、現スカッドの中で誰が新しいシステムに適応できるのかについて、より明確な判断ができつつあり、その結果を踏まえて1月および夏の移籍市場でどのポジションを補強する必要があるのかに重点を置く方針であると伝えられている。


