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古橋亨梧がCL初ゴールも…セルティックが鎌田大地フル出場のラツィオに終了間際の被弾で逆転負け

現地時間4日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)は第2節が行われ、グループEでは日本人選手5人が所属するセルティックがホームのセルティック・パークに鎌田大地の所属するラツィオを迎えた。

初戦で上田綺世の所属するフェイエノールトに敗れたセルティックは古橋亨梧、前田大然、旗手怜央の3人が先発し、岩田智輝はベンチスタート、小林友希はCL登録外。終了間際のGKのゴールでアトレティコ・マドリーと引き分けに持ち込んだラツィオは鎌田が先発し、ベシーノ、ルイス・アルベルトと中盤を担った。

先制したのはホームのセルティック。12分、右サイドでボールを受けた前田がカットインして中央のオライリーに預けると、ダイレクトで出されたスルーパスに古橋が抜け出し、GKプロベデルとの1対1を冷静に制した。

古橋のCL初ゴールで先制したセルティックは選手間の距離がよく、人とボールが動いて連動した攻撃を披露。一方のラツィオはL・アルベルトやフェリペ・アンデルソンがボールを受けた時に違いを作ろうとするものの、連動性を欠き単発な攻撃に終始する。

それでも29分、右CKのこぼれ球をロマニョーリが頭で押し込むと、これをGKハートの手前でベシーノが触ってコースを変える。タイミングをずらされながらもGKハートがかろうじて防いだかに見えたが、ゴールラインテクノロジーによってボールがラインを割っていることが分かり、ラツィオが同点に追いついた。

1-1のまま迎えた後半、ボール保持で上回るセルティックは52分、旗手のロングパスに抜け出した前田がペナルティーエリア右から折り返すが、これはゴール前で待つ古橋の手前でクリアされる。さらに57分、ペナルティーエリア手前で突破を図ったヤン・ヒョンジュンを鎌田が倒してしまいFK。オライリーがボールをずらして旗手が右足で狙うも、ゴール右でGKがはじき、こぼれ球に前田が反応するも押し込めない。

68分、ラツィオはL・アルベルトとF・アンデルソンを下げてグエンドゥシとイサクセンを投入。さらに72分にはインモービレを下げてカステジャーノスを投入する。セルティックも72分に旗手を下げてベルナルドを投入する。

ラツィオは依然として連動した攻撃ができず、69分にはドリブルで持ち上がった鎌田がペナルティーエリア手前からシュートを放つが、これはGKハートがしっかりとキャッチする。

迎えた81分、右サイドからのアーリークロスをゴール前の前田がオーバーヘッドで狙うも空振り、その後ろでフリーとなっていたパルマがゴール左へと決めてセルティックが勝ち越したかに思われたが、VARの結果、オフサイドによりノーゴール。クロスに対してはオンサイドだったパルマだが、前田がわずかに触ったことでオフサイドとなっていた。

86分に古橋がオ・ヒョンギュと交代し、ピッチ上の日本人は前田と鎌田のみに。アディショナルタイムの6分間でも攻勢に試合を進めたのはホームのセルティックだったが、またも終了間際にラツィオがスコアを動かす。高い位置でボールを奪うと、グエンドゥシの右クロスをゴール前のペドロが頭で合わせてラツィオが逆転に成功。セルティックが追いつく時間は残されておらず、ラツィオが今季CL初勝利を挙げた。

■試合結果

セルティック 1-2 ラツィオ

■得点者

セルティック:古橋(12分)

ラツィオ:ベシーノ(29分)、ペドロ(90+5分)

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