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セルティックDFが明かす古橋亨梧の衝撃…「キョウゴ相手の練習は完全なる悪夢。毎試合相手DFに申し訳なさを感じる」

セルティックのスティーヴン・ウェルシュは、復調を見せる古橋亨梧について語った。

2021年にセルティックに加入した古橋は、この2シーズン半余りにわたってチームのストライカーとして活躍。昨シーズンには公式戦34ゴールを挙げてチームの国内3冠に貢献した。しかし今シーズン、新たに就任したブレンダン・ロジャーズ監督の下で同選手はなかなか得点数を伸ばせず。さらに、今冬に加入したアダム・アイダにポジションを奪われて出番が限定的になるなど、難しい時間を過ごしている。

それでも、古橋は公式戦4試合ぶりに先発した16日のセント・ジョンストン戦で結果を残す。前半にニコラス・キューンのクロスを絶妙なタイミングで頭で合わせて先制点を挙げ、後半にはキューンのゴールをお膳立てして1ゴール1アシストで3-1の勝利の立役者となった。これを受け、ロジャーズ監督も「エクセレント」などと賛辞を送っていた。

そんな古橋について、この試合でセンターバックとして先発して勝利に貢献したウェルシュはイギリス『ヘラルド』の中でコメントし、トレーニングで日本代表FWを相手にすることで成長できていることを明かした。

「彼はトレーニングの中で完全なる悪夢だ。彼と対峙することで間違いなくさらに良い選手になれる。僕には相手ディフェンダーの気持ちが正確にわかるから、週末の度に彼らに対して申し訳なく感じている」

「彼は素晴らしい小柄な選手で、ボールがない場面でもチームにとってかなりのことをやっている。ダイゼン(前田)も同様だ。彼ら2人は全力で走り回っている。彼らのランニングのスタッツは驚くべきものだ。彼らはディフェンス面での仕事をした時に手にできる利益を理解している。僕たちが高い位置でボールを奪えば、彼らはそのままゴールを奪うことができる。セント・ジョンストン戦でもそのようなゴールが生まれた。この2年間、彼はこのチームで最高の選手のうちの1人だ。彼はセント・ジョンストン戦で先発に復帰して、いつも通りのことをやった。彼にとってエクセレントなことであり、僕も本当にうれしい」

また、ウェルシュはロジャーズ監督によって先発から外されたことが古橋にきっかけを与えるものになったと感じたようだ。

「彼がピッチに立ち、ゴールを奪い、インパクトを残すことを促すようなものだったと思う。コンディションが良く、絶好調のキョウゴがいれば、僕たちにとってとても大きな勢いになる。僕たちは彼が一番に得意としていること、僕たちのために得点を取ることを彼にさせることができるはずだ。僕たちのプレーレベルは高く、観客からの期待も大きい。彼らは毎試合で最高の僕たちを期待している。キープレイヤーがいないときでも勝利を期待されている。でも、特にこの時期に主力が戻ってくることは僕たちにとってとても大きなことだ」

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