Juventus Porto Cristiano Ronaldo Champions LeagueGetty

カッサーノが持論「ユヴェントスの問題はC・ロナウド。ピルロに責任はほとんどない」

元イタリア代表FWのアントニオ・カッサーノ氏が、元同僚のクリスティアン・ヴィエリ氏によるTwitch(ツイッチ)上のチャンネル“Bobo TV”に出演し、ユヴェントスについて持論を展開した。

アンドレア・ピルロが指揮を執るユヴェントスは今シーズン、チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメントでポルトに敗れて敗退。スクデット争いでは、首位インテルに10ポイントのリードを許し、リーグ10連覇が困難となりつつある。ユヴェントスの不振を巡っては、指導者経験が皆無であったピルロの手腕を問う声も上がるが、カッサーノ氏は異を唱える。問題はポルトガル人スーパースターの存在にあると指摘する。

「ピルロに責任はほとんどない。ユヴェントスは昨年、ここ20~30年にわたってイタリアで最も美しいカルチョを見せてくれた指揮官を追い出してしまった。しかしチームの大きな問題は、クリスティアーノ・ロナウドだった。彼は(マウリツィオ)サッリだけでなく、ピルロにとっても問題だ」

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「ユーヴェは昨年、サッリがC・ロナウドと他の選手の融合を成功させることができずに痛い思いをしたはずだ。しかし何をしたか? カルチョを志す別の監督を連れてきておきながら、C・ロナウドはそのまま残留させた。これではフタをしたようなものだ。ピルロには中程度の成績しか期待できない」

■C・ロナウドは若手に悪影響を及ぼす?

カッサーノ氏は、C・ロナウド中心のチームにすることで弊害が生まれると主張する。

「C・ロナウドのフットボールをしようとするのは良くないことだ。彼は自身の記録のことを考えているので、彼にボールを回さなければならない。C・ロナウドは4年前とは違う。CLで優勝するために彼を獲得したが、それは失敗に終わったはずだ」

「ピルロを招聘したのなら、新しい選手と入れ替えることで解決策を模索するべきだろう。免許を取得したばかりの者にフェラーリを買い与えても、リスクを負うだけだ。より良い環境を用意してやるべきだろう。ピルロは指導者としては新人であり、世界で最も脚光を浴びるような選手をチームに置いておけば、問題が生まれるだけだ。例えば(デヤン)クルゼフスキ。彼はC・ロナウドの影響を受けて自由にプレーできていない。常にC・ロナウドを探しているように見える。チームの若手選手に強いメンタルがなければ、問題は生まれる」

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