2019-11-02 Cassano AntonioGetty Images

インテルのスクデット獲得にアントニオ・カッサーノ氏は不満「退屈なプレー。優勝しても変わらない」

元イタリア代表FWのアントニオ・カッサーノ氏が元同僚のクリスティアン・ヴィエリ氏が配信するTwitch(ツイッチ)チャンネル「Bobo TV」に出演し、古巣のインテルに苦言を呈した。

セリエA第34節を終え、4試合を残して11年ぶり19回目のスクデットを手中に収めたインテル。しかし、カッサーノ氏は9シーズンにわたったユヴェントスの覇権に終止符を打ったアントニオ・コンテのチームを称えつつ、不満を述べた。

「優勝は決して簡単ではないからインテルは素晴らしかったと思う。しかし細部を見ると、疑念が生じるような状況が浮かんでくる。果たしてインテルは優勝にふさわしかったのか。1月以降、困難に陥ったユーヴェやミランの影響が大きかったと俺は思う。インテルは良くないプレーをしても勝利を収めて素晴らしい継続性を示したが、ユーヴェやミランの失敗がかなりあったからだ」

「優勝したからといって人の考えが変わるわけではない。『インテルが良いプレーをしているか』と問われれば、『ノー』と答える。インテルのプレーを見ても何とも感じない。最終ラインからのビルドアップ? どれほどの時間、足元でボールをキープしているのか。長い間待ってからサイドへ回し、それから(ロメル)ルカクへ。そこから攻撃が始まる。ルカクは絶対にボールを失わず、(アクラフ)ハキミへ渡す。大したオプションがないんだよ。俺からするとこれは『良いプレーをしていない』ということなんだ。こういうのは好きではないし、退屈で嫌になる」

続いてカッサーノ氏は、今シーズンのスクデットを象徴する選手としてMFクリスティアン・エリクセンを挙げた。

「1月までは重要視されていなかったが、先発出場したインテル対ラツィオが転換点になった。彼と(イヴァン)ペリシッチがそれまで大した試合をしていなかったチームのギアを上げた。エリクセンはラストパスやプレーのテンポ、セットプレーなどで彼にしかできないプレーを見せた。彼は決定的だったよ」

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