新型コロナウイルス感染者が相次いでいるセリエC(イタリア3部)所属のカセルターナは、20日の公式戦において9人での戦いを余儀なくされた。『Goal』の取材により明らかになった。
カセルターナでは、20日にヴィテルベーゼ・カストレンセとのホームでの対戦が控える中、新型コロナウイルスに陽性反応を示す選手が続出。登録選手のうち、実に15人の感染が確認され、カセルターナは起用可能な9選手で試合に臨むことを発表していた。
ところがキックオフの直前、事前の検査で陰性だった選手のうちの3人が発熱症状を訴えており、地元の保健所が急遽、簡易検査を実施。検査結果を待つ中、約45分遅れで9人対11人の試合が開始された。結果はやはり、11人のヴィテルベーゼが3-0と勝利。カセルターナのジュゼッペ・ダゴスティーノ会長が試合終了後、不満を漏らした。
「ヴィテルベーゼの会長から連絡があり、『試合は延期できない』と言われた。『金銭的な面もあり、リスクは冒せない』とのことだった。こちらは人々の健康の話をしているのに、お金の問題なんてね。いつクラスターと認められるのか?企業で陽性者が複数発見されれば、閉鎖して全員のPCR検査を行うのに、我々はプレーすることを求められた。恥ずかしい限りだ」
また主将のルイジ・カスタルドも、クラブ公式サイトのインタビューで、試合の強行開催に怒りを示している。
「僕はイタリア人であること、サッカー選手であることを恥じる。失意のどん底だよ。人々の命を弄んだようなものだ。人の命よりもカルチョの試合が優先され、僕らは最悪な象徴になってしまったよ。体調不良の3選手が陰性であることを願っている」
さらに指揮官のフェデリコ・グイーディも同調。「こんな状況でピッチに立つことはできない。試合延期の条件は揃っていたのに、イタリアサッカーは何というメッセージを世界中に発信しているのだろうか」などと批判した。
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