レアル・マドリーは5日のラ・リーガ第27節、本拠地サンティアゴ・ベルナベウでのレアル・ソシエダに4-1で勝利した。MFカゼミーロは、ミッドウィークのパリ・サンジェルマン戦でチームが逆転を果たすことへの自信をのぞかせた。
開始早々にPKを献上してソシエダの先制点を許したマドリー。その後は攻めあぐねる状況が続いたが、ハイプレスを駆使してソシエダを自陣に押し込め続けると、MFエドゥアルド・カマヴィンガ、MFルカ・モドリッチの強烈なミドルが立て続けに決まり、逆転して試合を折り返す。後半にはFWカリム・ベンゼマ、MFマルコ・アセンシオが追加点を決めて、終わってみれば4発の快勝。0-1から逆転しなければならないPSG戦に向けて、弾みをつけた格好だ。
試合後、カゼミーロはピッチサイドでスペイン『モビスタール・プルス』とのフラッシュインタビューに応じたが、その後方では応援打席のサポーターが居残ってチャントを歌い続け、それに呼応して一度は去った選手たちがピッチに戻ってくるという光景が生まれていた。
サポーターは何度も「シ・セ・プエデ（イエス・ウィー・キャン）！」と叫んでいたが、PSG戦を出場停止で欠場するブラジル人MFも、その意見に同意している。
「今日は完璧な試合を演じることができた。最初にビハインドを負ってしまったけど、落ち着きとアグレシッブさを維持しながらプレーし続けた。このクラブのファンは素晴らしい。水曜の試合の応援を、もう今からお願いさせてもらうよ。彼らがいればシ・セ・プエデとなり、僕たちは試合に勝つことができる」
「僕たちは重要な試合で逆転しなければならない。そして、ファンは僕たちにとって大切な存在だ。彼らの応援があればこそ、シ・セ・プエデなんだよ」
カゼミーロはまた、この試合でミドルのほか超絶プレーを連発したモドリッチについて意見を求められ、こう返答した。
「ここ数カ月間のインタビューでは、いつもルカとトニ（・クロース）とプレーする喜びを語ってきた。僕たちも年齢を重ねたけど、でもカギはどう練習し、どう努力するかにあるんだ」