レアル・マドリーは12日にチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝セカンドレグ、本拠地サンティアゴ・ベルナベウでのチェルシー戦に臨む。カルロ・アンチェロッティ監督とともに前日会見に出席したMFカセミロは、ファーストレグに3-1で先勝しているこの対戦で、自分たちの手の内を明かさぬよう試合展開の予想などを控えている。
「僕たちの武器をここで語るわけにはいかない。対戦相手の肥やしになってしまうからね。ファーストレグでは今季最高の90分間を演じられたけど、僕たちに自惚れなんてないよ。厳しい一戦になるだろうし、僕たちはサポーターの後押しを必要としている」
カセミロはその一方で、前試合ヘタフェ戦で2年ぶりにベルナベウでの試合に出場したMFガレス・ベイルが、観客からブーイングを浴びせられたことにも言及。指笛を吹くという行為について、否定的な見解を述べた。
「一選手に指笛を吹くということは、全員にそうしていることを意味する。同意なんてできないし、僕は好きじゃない。ベイルは歴史的な選手なんだからね。一人の選手に指笛を吹くということは、このクラブの歴史に指笛を吹いているということなんだ。明日、観客が鳥肌を立たせてくれることを期待している。僕たちには彼らが必要なんだよ」
またPSG戦、チェルシー戦とCLで2試合連続でハットトリックを達成したFWカリム・ベンゼマについては、称賛の言葉を口している。
「変わったのは、凄まじいゴール数を決めるようになったことだけだ。そのほかの部分は同じ選手であり続ける。僕たちは日々、彼のことを目にしている。彼はこのクラブの歴史なんだよ。自チームにいてくれることが誇り高いし、現在、僕たちの中で最も重要な選手だね」




