カーザ・ピアの相馬勇紀がスポルティングCP戦で今シーズン2ゴール目を記録した。
9日に行われたプリメイラ・リーガ第27節でカーザ・ピアがホームでスポルティングと対戦。カーザ・ピアの相馬は右ウィングで先発出場し、邦本宜裕はベンチスタートとなった。対するスポルティングの守田英正はベンチから試合開始を見守った。
開始わずか20秒足らずで試合を動かしたのはスポルティング。ゴール前でボールを受けたフランシスコ・トリンカオが相手DFを交わして冷静にネットを揺らした。しかし7分、ラファエル・マルティンスのゴールは当初オフサイドと判定されるも、VARのレビューにより認められ、カーザ・ピアが試合を振り出しに戻す。
スポルティングが試合を優位に進める中、39分に勝ち越しに成功。トリンカオがボックス内右から左足を振り抜き、ゴール左隅に突き刺した。それでも前半アディショナルタイム、再びカーザ・ピアが同点ゴールを挙げる。
相手DFのクリアボールを拾ったディオゴ・ピントが放った強烈なシュートは相手GKに防がれるも、ゴール前にいた相馬がこのこぼれ球に素早く反応。相手DFがクリアしようと蹴り出したボールが詰めていた日本代表MFの脚に当たってボールはゴールに吸い込まれた。なお、これが相馬にとって1月末のサンタ・クララ戦以来となる今シーズン2ゴール目となった。
後半に入ると、スポルティングは守田を投入。すると直後の48分、敵陣の浅い位置でボールを受けた守田はペドロ・ゴンサルヴェスにスルーパスを送る。ポルトガル代表MFは相手DFを冷静に交わしてゴールに流し込んでスポルティングが三度勝ち越す。
それでも、62分にフェリペ・カルドーゾがネットを揺らしてカーザ・ピアも食い下がる。しかし85分、トリンカオがボレーシュートでハットトリックとなる決勝点を叩き込んで、スポルティングがこの日4度目のリードを奪うことに成功する。終盤には邦本もピッチに立ったりと、日本人3選手が出場した一戦はこのまま終わり、スポルティングが4-3でカーザ・ピアに競り勝った。




