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大胆ターンオーバーのチェルシー、3部のカーディフ下しカラバオカップ準決勝へ

現地時間16日、カラバオカップ(イングランド・リーグカップ)は準々決勝が行われ、チェルシーは敵地カーディフ・シティ・スタジアムでカーディフと対戦した。

直近のリーグ戦で公式戦5試合ぶりに勝利を手にしたチェルシーは、そのエヴァートン戦からスタメン全員を入れ替える大胆なターンオーバーを敢行。3試合の出場停止が明けたカイセドが復帰したほか、ギウ、バイノー=ギッテンス、ブオナノッテ、タイリーク・ジョージらが先発メンバーに名を連ねている。

3部相当のカーディフを相手に、ターンオーバーをしても優位に試合を進めるチェルシー。しかし、引き気味のカーディフ守備陣を前に、連携不足を感じさせる攻撃陣が思うように決定機を作ることができない。

31分、カイセドのスルーパスをエリア内左で受けたギウが左足で狙うも、やや角度に欠けGKトロットが足でセーブした。

カウンターを狙うカーディフは34分、左サイドを突破したイサーク・デイヴィスの折り返しをカイセドがブロックすると、コースの変わったボールがチェルシーゴールへと向かう。しかし、ここはGKヨルゲンセンが反応してCKへと逃れた。

互いに無得点のまま迎えた後半、チェルシーはギウとT・ジョージを下げてジョアン・ペドロとガルナチョを投入。攻撃のギアを上げたいチェルシーは53分、右サイドでボールを奪ったブオナノッテがDFラインの裏にパスを送ると、走り込んだガルナチョがダイレクトで合わせる。しかし、右足でのシュートはGKトロットが反応してピンチをしのいだ。

迎えた57分、最終ラインでボールを持ったロウラーのパスをブオナノッテがカットしショートカウンター。ラストパスをエリア内左で受けたガルナチョがゴール右へと流し込み、相手のミスを突いてチェルシーが均衡を破った。

先制したチェルシーは66分にバイノー=ギッテンスとブオナノッテに代えてネトとグストを投入。しかし75分、右サイドからヌンが左足でクロスを上げると、ゴール前に飛び出したターンブルが頭で合わせ、ホームのカーディフが同点に追いついた。

追いつかれたチェルシーだが、82分に勝ち越し。J・ペドロのポストプレーから、アンドレイ・サントスを経由してエリア内右で受けたネトが右足を振り抜く。DFの股を抜けて若干コースの変わったシュートがゴール左へと決まり、チェルシーが再びリードを奪った。

追いついてPK戦に持ち込みたいカーディフだが、チェルシーも上手く時間を使いながら試合を終わらせにかかる。アディショナルタイムは6分と長めに取られたが、守りの意識を強めたチェルシーを相手にゴールを奪うのは至難の業。逆にカウンターからガルナチョがダメ押しとなる3点目を奪ったチェルシーが3-1でカーディフを下し、カラバオカップ準決勝へと駒を進めた。

■試合結果

カーディフ 1-3 チェルシー

■得点者

カーディフ:ターンブル(75分)

チェルシー:ガルナチョ(57分、90+3分)、ネト(82分)

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