ミランに所属するトルコ代表MFハカン・チャルハノールが10日、EURO（ユーロ）2020開幕戦の前日会見に出席し、大会への意気込みや自身の去就などに言及した。
新型コロナウイルスの感染拡大により延期となっていたEURO2020は11日、ローマのスタディオ・オリンピコで開催される開幕戦イタリア対トルコで幕を切る。2017年夏からミランでプレーする27歳のトルコ代表MFチャルハノールは、クラブチームの同僚GKジャンルイジ・ドンナルンマやセリエAで顔なじみのメンバーとの対戦へ意欲を見せた。
「特別な意味を持つ試合だ。クラブの同僚と対戦することができ、嬉しく思う。トルコはこの時を待ちわびてきた。ハードにトレーニングをしてきたし、国の代表として最善を尽くせるよう願っている。ただ、僕らの秘密を明かすわけにはいかない。相手も同じだろう。イタリアには偉大な選手たちや経験ある指揮官がいるが、長所や欠点を分析してきた。（ロレンツォ）インシーニェがいるし、優れたDFもいるね。トルコとイタリアが再び、決勝で対戦するようになったら素晴らしいだろう。どちらのチームにもクオリティがある。恐れずにプレーし、満足のいくようにしなければならない。アッズーリのことはリスペクトしているが、僕らのチームも若くて強い。特別な試合になると思うが、勝利を目指したい」
続いてチャルハノールは、来シーズン以降の自身の去就についても言及した。ミランとの契約は今月末で満了を迎えるが、シーズン中に契約延長交渉が一旦、凍結されて以降、まだ先が見えない。
「3日前、（テクニカルディレクターのパオロ）マルディーニから連絡があり、チームについて話しをしたが、『僕はEURO2020に集中したい』と伝えた。（契約更新の問題に関する）第一の責任は向こうにあるが、常にリスペクトを示しつつ、話し合うつもりだ」
