Caicedo Brighton 2022-23Getty

移籍希望表明も残留決定…カイセドをブライトン指揮官は全力擁護「責任は私が負う」

ブライトンのロベルト・デ・ゼルビ監督が、1月の移籍市場で注目を集めたエクアドル代表MFモイセス・カイセドを擁護している。

昨季途中からブライトンに本格的に合流し、驚異的な成長スピードで主力となったカイセド。カタール・ワールドカップでもエクアドル代表として活躍した21歳だが、そのパフォーマンスは高く評価されている。そして1月の移籍市場でも多くのビッグクラブが獲得に動き、特にアーセナルは総額7000万ポンド(約113億円)のオファーを送っていたことが『GOAL』の取材で明らかとなっていた。

選手自身もSNSで退団希望を表明し、ブライトン側が移籍市場終了まで練習に参加しないことを伝えるなど、カイセドの去就は大きな話題となった。しかしクラブはアーセナルのオファーを受け入れず、残留が決まっている。そんな21歳MFについて、デ・ゼルビ監督は会見で擁護した。

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「私がファンに話したいのは、彼を応援してほしいからだ。批判はしてほしくない。私もそうだし、ブライトンで働く人はみんなモイセスを愛している。良いやつだからね。彼自身がミスを犯したかはわからないが、移籍市場は閉鎖されているし、彼の責任は私が負う。だからファンもついてきてほしい」

「他の選手も彼を愛し、リスペクトしている。サッカー界ではこういった状況が起こり得ることもみんなわかっているし、理解してくれた。私にとって問題がないのなら、誰にも問題がない。モイセスのパフォーマンスが必要だし、素晴らしい男だ。批判なんかはこれ以上聞きたくない」

2025年まで契約を結ぶカイセドは今季の残留が決まったものの、夏には再び多くのクラブが獲得に動くことが予想される。指揮官は去就について「わからない」としつつも、信頼を強調している。

「モイセスを信頼しているからこそ、彼について責任を持ちたいんだ。将来的なことはわからないが、今は彼を守りたい」

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