カディスのGKヘレミアス・レデスマのファンを救う動きに称賛が集まっている。
10日、ラ・リーガ第5節でバルセロナと対戦したカディス。バルセロナが2点リードで後半を迎えると、82分にスタンドのサポーターが心臓発作で倒れたとみられ、試合は一時中断に。カディスのGKレデスマがベンチの自動体外式除細動器(AED)を手に取ると、ピッチを全速力で横切って救急スタッフが待つスタンドに投げ入れた。
カディスによると、このAEDはバルセロナのスタッフから受け取ったもの。また、カディス主将のホセ・マリも搬送用ストレッチャーを届けるため走ったとのこと。
サポーターにはAEDが使用され、蘇生作業を行った後に救急車で搬送された。現在、サポーターは病院のICUに移され、入院中ではあるものの、命に別条はないとのことだ。
命を繋いだリレーにファンからは称賛が集まっており、バルセロナも「今日、サッカーは、その重要性において二の次となった」とツイートしていた。




