第97回天皇杯全日本サッカー選手権大会の決勝が1日に行われ、埼玉スタジアム2002でセレッソ大阪と横浜F・マリノスが対戦した。試合は2-1でC大阪が勝利し、優勝が決定。試合後、C大阪のMF山村和也が1ゴール1アシストの活躍を振り返った。
C大阪の1点ビハインドで迎えた65分、MF水沼宏太のシュートはGK飯倉大樹の好セーブに阻まれるも、横浜FMのクリアが中途半端になってしまい、ボールは山村の足元へ。これを落ち着いてゴールへ叩き込み、貴重な同点ゴールを奪った。「いいところにボールが転がってきた。フリーだったので、しっかり枠に飛ばそうと思って打ちました」と振り返る。
「（先制されたが）チャンスは来るので慌てずにいこう、ということは話していた。流れは来ると思っていたので、そこでうまく点を取ることができて良かったなと思います」
さらに延長前半5分、逆転ゴールをお膳立てしたのも山村だった。左サイドから山村がクロスを入れると、ボールはGKの頭上を越え、水沼のヘッドにつながった。「リカルド（・サントス）と宏太がファーに流れてたのが見えたので、そこに落とそうと思って蹴ったら、宏太が反応してくれた。狙ったところよりは少しズレたんですけど、いい具合に行ったので良かったです」と笑顔。
「少しミスは多かったですけど、そこで慌てることなく、後ろも1失点してからはしっかり守ってくれた。チームとしてやるべきことが、最終的にはできたのかなと思います」と納得の表情だった。