セレッソ大阪は8日、ファジアーノ岡山よりFW片山瑛一は完全移籍で加入することを発表した。
片山は1991年生まれの26歳。川越高校、早稲田大学を経て2014年に岡山へ加入。4シーズンでJ2通算146試合に出場し、15得点を挙げている。
片山は4シーズン過ごした岡山へ感謝の言葉を述べている。
「プロ生活をスタートさせてからは、J1昇格という目標に向かって急成長しているファジアーノ岡山の一員として、少しでもチームの力になろうと、がむしゃらに走り続ける日々でした」
昨季は6位に滑り込み、J1昇格プレーオフ決勝まで勝ち進んだ。あと一歩のところでJ1昇格を逃した悔しさを忘れることはないと片山は語る。「昨年、みんなの力で辿り着いたJ1昇格プレーオフ。雨が降りしきる中、湯気が立ち昇るほどの熱気、目に見えるかのような岡山の街のうねり、そして、それでも目標に届かなかった悔しさはこの先ずっと忘れません。その悔しさを胸に挑んだ今シーズンでしたが、J1に昇格させることができず、申し訳なく思っています」
そういった悔しさもあってか、片山にとって岡山を離れることは容易な選択ではなかったようだ。
「そのような中でファジアーノ岡山を離れることはとても悩みました。しかし、プロサッカー選手として、これまでもそうしてきたように、自分のさらなる可能性を信じ、新たな環境で大きなチャレンジをしたいと思い、決断に至りました」
それでも「クラブは変わりますが、『子どもたちに夢を!』という気持ちを忘れずに、人としても、サッカー選手としても大きく成長した姿を皆さんにお見せできるよう走り続けます。4年間、本当にありがとうございました」と、最後に感謝の言葉を述べている。
さらに、片山はC大阪のクラブ公式サイトでは、加入を喜んだ。
「セレッソ大阪という素晴らしいクラブの一員として戦えることを嬉しく思います。1日でも早くチームに貢献できるように、日々向上心を持ってチャレンジし続けていきます。応援をよろしくお願いします」
