明治安田生命J1リーグ第17節が2日に行われ、キンチョウスタジアムではセレッソ大阪とFC東京が対戦した。試合はC大阪が3-1でFC東京を下した。これでC大阪は勝ち点を35に伸ばし、同日に敗れた柏レイソルをかわして暫定首位に浮上した。試合後、同点ゴールを決めたC大阪FW杉本健勇が得点シーンを振り返った。
4試合連続で無得点。「チャンスはあったんですけど、点を取れずにチームに申し訳ないと思っていた」と話す杉本のゴールは、試合を振り出しに戻す値千金の一撃となった。「チームが苦しい時に一発入れたいと思ってた」と手ごたえを見せたが、「ほかにもチャンスがあったので、良しとは言えない」と厳しめの自己評価を下す。頭で合わせてのゴールだったが、「ちょっと伸びてきてくれたので、いい位置でヘディングできた」と、クロスを上げたMF水沼宏太を称賛した。
今季7得点となり、チーム得点王のMF山村和也に並んだ。そのことを指摘されると、試合前に「負けてるな。これ追いつかなアカン」と思っていたと告白。そして、チーム内で競争意識を持つことが重要だと語る。その一方で「キヨくんが戻ってきた時に、首位を争う状況を作ってあげたい」と、負傷により離脱したMF清武弘嗣を気遣った。
暫定ながら前半戦を終えて首位。だが、杉本は「最後終わった時に一番上に立っていればいい」と、あくまでも途中経過だと強調する。そして「全然ここで満足していない。どんどんもっと上を目指して厳しくやっていきたい」と、後半戦に向けた意気込みを見せた。
