Shinta Appelkamp Fortuna Düsseldorf 08052023(C)Getty Images

アペルカンプ真大、ケガが完治せずにプレー?デュッセルドルフ監督が再離脱に「彼が学ばないと」

ブンデスリーガ2部フォルトゥナ・デュッセルドルフのアペルカンプ真大について、ダニエル・ティウーネ監督がもっと辛抱強くなるように求めている。

現在23歳のアペルカンプは、今季これまでリーグ戦16試合に出場して1ゴール7アシストを記録。精度の高いCKやクロスから多くのチャンスを演出する東京生まれの攻撃的MFだが、先月21日の第18節ヘルタ・ベルリン戦(2-2)直前のウォームアップ中に肉離れを起こして離脱し、今月17日のカールスルーエ戦(2-2)の終盤に実戦復帰を果たした。

しかし、復帰のタイミングが早まっていたようだ。ドイツ紙『ビルト』が伝えたところ、アペルカンプは試合への出場により再び筋肉系の問題が生じ、「今回の件に関してはおそらく選手本人も無実ではなかったようだ」という。

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ティウーネ監督は、25日の第23節ハンザ・ロストック戦に向けた記者会見で同選手について言及。「彼は若い選手で、もっと自身の身体の声に耳を傾けることを学ばなければいけないかもしれないね。彼が多くを望みすぎた2度目のシチュエーションだ」とコミュニケーションの問題を指摘した。

「まだ万全でないかもしれないのに『大丈夫』というシグナルを出したんだ。すると、メディカルやリハビリコーチにとって、状態を突き止めるのは難しくなってしまう。それは彼が学ばなければならないことだ」

「シンタは優れた選手で、本当に素晴らしいキャラクターだ。まだ若いのにすでに人格がしっかりしているし、デュッセルドルフの男児だ。我々は彼のピッチに立つ姿を見るのが好きだよ。でもシンタはフィットネス状態が100%であってこそ、ピッチで良いプレーを見せることができる。そして、今の彼はそうではない。彼と話す必要がある」

なおデュッセルドルフは、MF田中碧がPK戦で制したDFBポカール準々決勝ザンクト・パウリ戦を含む公式戦7試合連続フル出場中。中盤の選手層が薄く、2024年に入ってからは白星も遠く、順位も4位から7位に後退している。そんな中、アペルカンプの欠場は大きな痛手となりそうだ。

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