シュトゥットガルトが今夏に主将のMF遠藤航を手放す可能性は低いかもしれない。地元紙『ZVW』がその去就に関して分析している。
財政上、今夏のマーケットで選手売却により4000万ユーロ(約60億円)以上の収入を得なければならないと言われるシュトゥットガルト。合計3000万ユーロの移籍金収入を見込めるクロアチア代表DFボルナ・ソサやギリシャ代表DFコンスタンティノス・マヴロパノスの放出に加えて、『ZVW』曰くクラブはFWシラスや攻撃的MFのエンツォ・ミロー、守備的MFアタカン・カラゾルを手放すことも検討せざるを得ないという。
そして同メディアは遠藤も「VfBにさらなるお金をもたらすことを可能とする」選手であることを指摘。だが、「キャプテンは昨シーズンと同様、今シーズンもVfBにとって不可欠な存在だった。ワタル・エンドウはピッチ上でほかの誰よりもはるかに重要なプレーヤーで、それはセバスティアン・ヘーネス監督の下でも変わっていない。この日本人はVfBサッカーの心臓部且つエンジンであり、シュワーベンの象徴的存在でもある」と強調した。
記者はその一方で、「エンドウのケースの問題点」として契約が2024年までとなっている状況を挙げ、「契約を1年しか残していない場合、この業界では通常、クラブが契約の延長を試みる。それができなかったら、その選手を売ることになる。翌年にフリーで失ってしまうリスクが大きすぎるからだ」と説明。クラブのファビアン・ヴォールゲムートSD(スポーツディレクター)が、チームの状況もあり一旦中断されていた同選手との延長交渉を再開したとのコメントを紹介しつつ、交渉の状況についてはこのように述べられている。
「ワタル・エンドウがVfBとの契約を延長するか否かは現時点ではまだ結論が出ていない。選手周囲からの情報によれば、4児の父である彼とその家族にとってシュトゥットガルトは居心地良いという。しかし、エンドウはもうすでに30歳だ。次のステップに進むにしろ、例えばプレミアリーグクラブとの好条件の契約を結ぶにあたっても、もうあまり時間が残されていない」
「ワタル・エンドウが契約を延長しない場合、メルセデス通り(クラブハウスが位置する通り)の対応は明確だろう。今夏に放出するにしては、キャプテンは重要過ぎる存在で、 “非売品”との称号がつく。VfBは6番(ボランチ)を今夏に売ることはないだろう。ただ、そうするとMFは2024年夏にフリーで移籍することができる。それでもファビアン・ヴォールゲムートはそのリスクを冒す覚悟のようだ」
なお、記者は遠藤が今夏にシュトゥットガルトを去るシナリオが一つだけ考えられると主張。「2500万ユーロ(約38億円)を超えるオファーが届けば、経済状況が緊迫しているため、シュワーベンは悩まなければいけないだろう」としつつ、「そのようなオファーはイングランドからしか考えられない。プレミアリーグクラブは通常、移籍市場の終盤に動き出すため、VfBは落ち着かない夏を過ごすことになるかもしれない」と記事を締めくくっている。
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