現地ではシュトゥットガルトの主将・遠藤航への絶賛が止まらない。地元メディア『ZVW』の記者は日本代表MFをギリシャ神話のアトラスと形容し、「過去10年で最も有意義な投資」とも記している。
遠藤は先日のマインツ戦で今季5点目となる同点弾をマークするとチーム3点目をアシストし、シュトゥットガルトの敵地での4-1の逆転勝利に大きく貢献。昨季最終節のケルン戦での決勝ゴールでチームを残留圏に導き、“LEGENDO”と呼ばれる同選手だが、またも残留争いに巻き込まれているシュトゥットガルトを救う活躍を見せている。
『ZVW』の記者はそんな遠藤を『VfB心臓部のワタル・エンドウ、シュワーベンのアトラス』と題した記事で特集。「ギリシャ神話のタイタン族のアトラスが天空を背負うようにキャプテンのワタル・エンドウはシュトゥットガルトのプレーを支える。セバスティアン・ヘーネス監督やチームメイトたちにとって不可欠な存在。ひょっとしたらブンデスリーガで最もユニークかもしれないリーダー格のプレーヤーについて」と書き出すと、そのキャプテンシーについて「エンドウはちょっと違うタイプのキャプテンだ。ラウドスピーカーではなく、敗戦後にはありふれたフレーズを口にしなければ快勝の後は大口をたたくこともない」と紹介した。
「エンドウはピッチ外では大人しいキャプテンだ。一方、ピッチだとこの日本人はリーダーシップをより一層エネルギッシュに発揮する。それも大きな勢いをもって。例えばチームをまたも危険な状況から救った日曜日のマインツ戦で見せたように。彼が決めたハーフタイム前の同点弾は最終的にこの試合はともかく、複雑なシーズンをハッピーエンドへ導くターニングポイントにもなり得る」
記者は続けて、2019年夏にシント=トロイデンからのレンタル、その翌夏に完全移籍で獲得した際にクラブが投じた金額は合わせて200万ユーロだったことにも言及。「まったく疑いの余地がない。この200万ユーロはシュトゥットガルトにとって過去10年で最も有意義な投資だ。この極東からやって来た模範的プロ選手との契約は近年のVfBの歴史における最も価値のある資本投資である」と言い切った。
今シーズンも「エンドウは決定的な瞬間の男」と表現する記者は今季リーグ戦で5ゴール4アシストを記録し、デュエルを431制していることを指摘しつつ、「遥かに重要なのはデータから読み取れない要素」だと強調。「いかに荒れ狂う波の中、主導権をつかみ取り、チームメイトたちを無気力な状態から抜け出させているのか、いかに勝ちへの強い決意をもって先頭に立って行っているのか。VfBにとってプライスレスな存在だ」とも綴り、「技術やタイミングではなく、意志だけでどうにか押し込んだ4月末のアウクスブルク戦での同点ゴール」をそれらを象徴する場面として挙げている。
現在16位ボーフムと勝ち点32で並ぶ15位シュトゥットガルトは最終節では27日の第33節で残留を決めたホッフェンハイムと対戦。まだ自動昇格の可能性もあるが、記者は「確かなことが一つある。エンドウは準備ができており、ピッチに魂を残すことだ。シュワーベンのアトラスがシュトゥットガルトのプレーを背負うときにいつもするように」と記事を締めくくっている。
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