シュトゥットガルトは現地時間23日のDFBポカール2回戦でフライブルクをホームに迎え、1-0で勝利を収めた。この試合にフル出場した日本代表MF遠藤航はドイツ誌『キッカー』から高い評価を得ている。
敵将のクリスティアン・シュトライヒ監督がこのダービーマッチに向けた会見で、「ワタル・エンドウは非常に大きなクラブが調査を進めている選手であることを確信している」と名指しで言及された遠藤。前半こそ相手FWのマークを受け、中盤のバランサーとしての役割に専念する状況が続くも、後半に入ってからは前線に絶妙なスルーパス(72分)を通すと、自ら惜しいシュート(83分)を放つなど攻撃でも存在感を示している。
そして、『キッカー』は遠藤のプレーをチーム2位タイの「2.5」と称賛。15分に決勝弾となる先制点を挙げたFWササ・カラジッチ(「2」)に次ぎ、アシスト記録のMFゴンサロ・カストロや中盤のパートナーであるMFオレル・マンガラらと同様の評価を与えられた。一方、全体的に高く評価されたシュトゥットガルトのメンバーたちだが、この試合でゴールマウスを守った控えGKのファビアン・ブレドロウらが最低タイの「3.5」をつけられている。
また同誌は、遠藤のスルーパスに反応し相手GKと1対1になるもドッペルパックのチャンスを逃した場面についてのカラジッチの試合後コメントを紹介。その中で、「あのボールはもっと上手くフィニッシュに持ち込むべきだった。そうしたら同じ形で2ゴールを奪っていたので、もう少し落ち着いた終盤となっていただろう」と反省していた。
なお遠藤はこの試合で控えGKが起用されたことで、チーム唯一で今季すべての公式戦にフル出場。1月2日にブンデスリーガ第14節RBライプツィヒ戦を控えるため、短いウィンターブレイクとなるが、十分リフレッシュできることに期待したいところだ。
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