シュトゥットガルトは22日、セバスティアン・ヘーネス監督と契約延長に至ったことを発表した。新契約は2028年までとなっている。
現在42歳のヘーネス監督は2023年4月に当時最下位に沈んでいたシュトゥットガルトに就任。同シーズンは残留に導くと、翌シーズンは2位でフィニッシュ。2006-07シーズンに最後にリーグタイトルを獲得したクラブに久しぶりに栄光をもたらし、15年ぶりにチャンピオンズリーグ出場権も獲得。バイエルン・ミュンヘンやレヴァークーゼン、国外ではチェルシーが招へいに動いているとも報じられていた。
一方、昨夏にはエースFWのセルー・ギラシ(→ボルシア・ドルトムント)やDF伊藤洋輝(→バイエルン)らを失ったシュトゥットガルトは今季は26節終了時点で10位に位置。それでも、ヘーネス監督はシャビ・アロンソ監督の去就が不透明なレヴァークーゼンやマルコ・ローゼ監督が今夏に退団する可能性が伝えられているRBライプツィヒからの関心の報道は絶えなかった。
こうした中、シュトゥットガルトは現行契約が2027年までとなっていたヘーネス監督との契約をさらに1年延長した。公式ウェブサイトの発表で新契約への喜びの言葉を発した同監督だが、「VfBとしては継続的に欧州コンペティションに出場することを目標に掲げ続けたい。そして今は、ブンデスリーガでのラストスパートに向けて全力を結集しなければならない。もちろん、我々は全員DFBポカール準決勝を心待ちにしているし、最後の一歩を踏み出して(決勝が行われる)ベルリンへ必ず行きたいと願っている」などとコメント。このタイミングでの契約延長の発表が、チームにどのようなインパクトを与えるのか、注目したいところだ。
