Hiroki-Ito(C)Taisei Iwamoto

久々のCBも問題なし。伊藤洋輝、同点弾の起点となったロングフィードは「うまく狙えた」

シュトゥットガルトの日本代表DF伊藤洋輝が、2-1の逆転勝利に終わったドルトムント戦を振り返った。

3位のシュトゥットガルトは11日、ブンデスリーガ第11節で4位のドルトムントと激突した。伊藤がスタメン出場、原口元気がベンチスタートとなった試合は、立ち上がりからシュトゥットガルトが猛攻を開始、疲労感の見えるドルトムントを相手に何度もゴールを脅かしていく。だが、36分に迎えた最初のピンチで失点。これによって苦しい展開が強いられるかと思われた。

しかし、42分に伊藤のロングフィードを起点に同点に追いつくと、後半もドルトムントを圧倒。83分に得たPKをセール・ギラシが逆転し、そのまま試合を締めて上位対決を制した。

今季、ここまで左サイドバックとして起用されることが多かった伊藤は、ドルトムント戦ではCBでフル出場。チャンスがありながらなかなかゴールが生まれない難しい試合だったが、「後ろが安定していれば前の攻撃に厚みが出る。そこの安定感が良かったと思います」と勝利の要因を口にした。

同点弾の起点となったロングフィードは、ピッチの悪さもある中でCBのポジションから見事なキックとなった。これについて伊藤は「相手の左サイドバックがあまりマークをつくのがうまくないというのはわかっていた」とし、「そこはうまく狙えたかなと思う」と狙い通りのプレーだったことを明かしている。

チームが好調を維持していることには、「監督が自分たちのやりたいサッカーを明確に持っている。それを選手それぞれがピッチで表現できていることがうまくいっている証拠」と語った伊藤。今後に向けても「うまくいかない時にゲームを安定して進める、今日みたいに常に自分たちの流れに持っていけるようにしていきたい」と強調し、さらなる改善を誓っていた。

広告
0