日本代表DF伊藤洋輝はドイツメディアでも今夏以降の去就が大きな注目を浴びる選手の1人のようだ。シュトゥットガルトDF陣の状況を分析するドイツ誌『キッカー』は、その移籍の可能性を指摘している。
シュトゥットガルトは先日、2部に降格したケルンから26歳のドイツ人DF、左利きセンターバックのジェフ・チャボ―を獲得。ファビアン・ヴォールゲムートSD(スポーツディレクター)は発表で今季の対戦ではエースFWの「セルー・ギラシとのマッチアップでもそのクオリティを示した」などと歓迎していた。
『キッカー』はチャボ―が加わったことで、CBは「ワルデマー・アントンやヒロキ・イトウ、現在十字靭帯の断裂で負傷離脱中のダン=アクセル・ザガドゥやバックアップとしての価値を示したアンソニー・ルーオーといった実力者たちがおり、飽和状態だ」と指摘。一方で、次のようにも伝えている。
「しかし、特に主将のアントンや日本からやって来た彼との相性が抜群のパートナーは欲しがられている。レヴァークーゼンやバイエルン、ドルトムント…。2人への興味が伝えられないトップクラブはない」
なお、今季2位フィニッシュで来季チャンピオンズリーグ出場権を獲得しているシュトゥットガルトは伊藤やアントン、ギラシなど複数の主力メンバーとの契約に解除条項が付帯。今夏はマーケットが本格的に動き出すのはEURO後と見られるが、飛躍のシーズンを過ごした選手たちは果たしてCL常連クラブに赴くことになるのだろうか。


