ドイツ『transfermarkt.de』は22日、ブンデスリーガでプレーする選手516人の市場価値データを更新。日本人選手ではシュトゥットガルトでプレーするDF伊藤洋輝の評価額が高騰した。
移籍専門サイト『transfermarkt』はパフォーマンスや将来性、市場効果、過去に支払われた移籍金、ユーザーの意見などに基づいて各リーグに在籍するプレーヤーの市場価値を定期的に更新。今回対象となったブンデスリーガだが、1位がボルシア・ドルトムントFWアーリング・ハーランド(1億5000万ユーロ/約192億円)、2位がバイエルン・ミュンヘンMFヨシュア・キミッヒ(8500万ユーロ/約109億円)とトップ2は変動なしで、3位にはドルトムントMFジュード・ベリンガムが500万ユーロ増の7500万ユーロ(約96億円)で浮上。またトップ10にはバイエルンのメンバー以外ではレヴァークーゼンMFフロリアン・ヴィルツ(7000万ユーロ/約90億円)、RBライプツィヒFWクリストファー・ヌクンク(5500万ユーロ/約70億4000万円)がランクインした。
ブンデスリーガでプレーする日本人選手は8人。今年6月の更新では、2500万ユーロで世界最高額の日本人選手に躍り出たフランクフルトMF鎌田大地は300万ユーロ減の2200万ユーロ(約28億円)に。リーグ戦では昨季ほどの数字を残せていないことが影響したようだ。また同僚の長谷部誠は昨年4月以降の80万ユーロ(約1億円)の市場価値を維持。来月に38歳の誕生部を迎えるリーグ最年長選手は今もなお出場し続け、周囲からは来夏まで結ぶ現行契約の延長を求める声が上がっている。
シュトゥットガルト主将の遠藤航は1000万ユーロ(約12億8000万円)と変動なし。一方、夏にレンタルでジュビロ磐田から加わった伊藤の市場価値は90万ユーロから3倍以上の300万ユーロ(約3億8000万円)にアップ。当初2軍でのプレーを予定しながらも、ファーストチームの公式戦15試合に出場し、先月には初得点を決めたことなどが評価額に反映した模様。今冬にもクラブが買い取りオプションを行使すると言われるが、その評価額はすでに40万ユーロ(約5000万円)と推定される買い取り設定額の8倍近くに達している。
そのほか、アルミニア・ビーレフェルトで今季6ゴールを決めるMF奥川雅也は250万ユーロから320万ユーロ(約4億1000万円)に上昇。夏にウニオン・ベルリンに加わり、公式戦でコンスタントに出場するMF原口元気も250万ユーロから300万ユーロ(約3億8000万円)に増えた。その一方で、出場機会に恵まれない同僚のMF遠藤渓太は30万ユーロ減の100万ユーロ(約1億3000万円)に。またボーフムに加入したものの、負傷離脱や最近では新型コロナウイルス感染者の濃厚接触者として欠場が続いているFW浅野拓磨も、50万ユーロ減で250万ユーロ(約3億2000万円)の評価となった。
『transfermarkt』でのブンデスリーガに在籍する日本人選手の現在の市場価値ランキングは次の通り。
1位 鎌田大地(フランクフルト、2200万ユーロ/約28億円)
2位 遠藤航(シュトゥットガルト、1000万ユーロ/約12億8000万円
3位 奥川雅也(ビーレフェルト、320万ユーロ/約4億1000万円)
4位 原口元気(ウニオン、300万ユーロ/約3億8000万円)
4位 伊藤洋輝(シュトゥットガルト、300万ユーロ/約3億8000万円)
6位 浅野拓磨(ボーフム、250万ユーロ/約3億2000万円)
7位 遠藤渓太(ウニオン、100万ユーロ/約1億3000万円)
8位 長谷部誠(フランクフルト、80万ユーロ/約1億円)
『transfermarkt.de』での全世界の日本人選手の市場価値ランキング・トップ10は次の通り。
1位 冨安健洋(アーセナル、2500万ユーロ/約32億円)
2位 鎌田大地(フランクフルト、2200万ユーロ/約28億円)
3位 南野拓実(リヴァプール、1200万ユーロ/約15億4000万円)
4位 久保建英(マジョルカ、1000万ユーロ/約12億8000万円)
4位 遠藤航(シュトゥットガルト、1000万ユーロ/約12億8000万円)
6位 伊東純也(ヘンク、800万ユーロ/約10億2000万円)
7位 堂安律(PSV、650万ユーロ/約8億3000万円)
8位 酒井宏樹(浦和レッズ、400万ユーロ/約5億1000万円
9位 中島翔哉(ポルティモネンセ、350万ユーロ/約4億5000万円)
9位 板倉滉(シャルケ、350万ユーロ/約4億5000万円)
