Joel Chima Fujita St. Pauli 09192025(C)Getty Images

藤田譲瑠チマが新天地でフル稼働! ザンクト・パウリ監督「高い基準を課したい」

ザンクト・パウリのアレクサンダー・ブレッシン監督は、日本代表MF藤田譲瑠チマのさらなる成長に期待を寄せている。

23歳の藤田は今夏、ベルギーのシント=トロイデンからザンクト・パウリへ加入。すぐにレギュラーに定着し、中盤の一角として公式戦5試合すべてにフル出場している。ブンデスリーガでは第2節ハンブルガーSV戦でアシストを記録し、チームの2勝1分け1敗という順調なスタートに貢献した。

新天地で早くも存在感を示す藤田だが、周囲からの評価も高まっている。25日の記者会見で、現地記者が「フジタは守備面が非常に印象的で、そのアグレッシブな姿勢もチームに良い影響を与えている。これまでのプレーに満足しているか、それとも例えばボックス内への動きやフィニッシュなど、さらに求めるものがあるか」と問いかけると、ブレッシン監督はこう答えた。

「彼には、私がまださらに求めたいポイントがいくつかある。これまでのパフォーマンスには満足しているし、チームに完全に溶け込んでいるが、私自身が重要だと考える課題も見えている」

「具体的には、ボールを持たない時のポジション取りで、私が思い描く形をまだ取れていない部分がある。短い距離でのパス精度は非常に高いことをすでに示しているが、シュトゥットガルト戦でも見られたように、いくつかのパスは精度を欠いていた。そこももっと上手くできるはずだし、実際に上達できると信じている」

「これらに関しては高い基準を課したい。まだまだ伸ばせるポテンシャルがあると考えているし、彼自身も次のステップに進む意欲を持っているはずだ。もちろん、彼は非常に重要で興味深い新加入選手だが、まだ成長の余地を十分に秘めている」

なお、現在5位のザンクト・パウリは、27日に行われるブンデスリーガ第5節で11位レヴァークーゼンをホームに迎える。

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