Joel Chima Fujita St. Pauli 09142025(C)Getty Images

藤田譲瑠チマ、現地メディアで上々の評価…ザンクト・パウリ史上最高のスタートに貢献

ザンクト・パウリのMF藤田譲瑠チマが、ドイツ誌『キッカー』でチーム最高タイの評価を得た。

今季公式戦で負けなしと好スタートを切ったザンクト・パウリは、14日に行われたブンデスリーガ第3節でアウクスブルクと対戦。加入以来フル出場を続ける藤田は、この試合でも終了のホイッスルまでピッチに立ち、中盤の一角として2-1の逆転勝利に貢献した。

『キッカー』はそのパフォーマンスを「2」と高く評価。直接FKで決勝ゴールを挙げたシナニ、後半開始から途中出場した右サイドバックのマノリス・サリアカスと並び、チーム最高タイの採点となった。(※ドイツメディアの採点は1が最高、6が最低)

さらに、採点を行わない地元紙『ハンブルガー・アーベントブラット』は藤田のプレーを「デュエルに強い日本人選手は、何度か濡れた雑巾を手にしたように中盤の中央をしっかりと拭き清め、その際もグトゥミーネのようににこやかに笑っていた」と表現。ドイツでも親しまれているフランス漫画『アステリックス』のキャラクターを引き合いに出して評価している。

この勝利でザンクト・パウリはクラブ史上最高のシーズンスタートを記録。昨季に復帰したブンデスリーガ1部で逆転勝利を収めたのは、実に14年半ぶりとなった。

なお、12日にザンクト・パウリとプロ契約を結んだ日独ハーフのニック・シュミットは、この試合ではベンチ入りせず。U-20日本代表での出場歴を持つ18歳MFは、13日に行われたセカンドチームの試合にフル出場していた。

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