DFBポカール・ベスト16が18日~19日に行われ、ベスト8が出揃った。ブンデスリーガ2部4クラブのベスト8進出は2003-04シーズン以来、大会史上2度目となる。
18日に行われた試合では2部カールスルーエが1-0で3部1860ミュンヘンを下すと、2部ハンブルガーSV(HSV)が1部ケルンにPK戦の末に勝利。ボーフムはマインツとの1部同士の対決を制したこの夜、2部ザンクト・パウリが昨季王者ボルシア・ドルトムントを2-1のスコアで敗退へと追いやり、大番狂わせを演じた。
すると、翌日には今度は2部ハノーファーが1部ボルシア・メンヒェングラットバッハ(ボルシアMG)に3-0と完勝するといった波乱が巻き起こる。その他、1部RBライプツィヒは2部ハンザ・ロストックに2-0と下し、ウニオン・ベルリンはヘルタ・ベルリン(3-2)、フライブルクはホッフェンハイム(4-1)とそれぞれ1部同士の対決を制している。
この結果、18年ぶり、過去2度目にベスト8に進出したチームの半数が2部クラブに。2004年はリーグタイトルをも獲得したブレーメンが結局当時2部アレマニア・アーヘン相手に優勝を飾ったが、今年は2回戦でボルシアMGに大敗を喫したバイエルン・ミュンヘンに続き、ドルトムントも敗退したため、過去10年で合わせて8回のカップ制覇を誇る優勝候補の本命だった2チームが姿を消している。
勝ち残ったチームのうち、この大会で優勝経験を持つのはHSV(3回)、カールスルーエ(2回)、そして1992年と最も最近カップを掲げたハノーファー(1回)といずれも2部クラブ。2部で現在1位のザンクト・パウリや、1部の近年2度のファイナル経験を持つライプツィヒを含む1部4クラブはそれぞれ主要トロフィーを獲得したことがないため、いずれにしても歴史に残る大会になりそうだ。
なお、3月1日~2日に行われるベスト8の対戦カードだが、抽選会は今月30日に行われる予定となっている。


