シャルケ、今季4人目の監督はスイス人指揮官グロース氏に… 5月に引退表明も現場復帰

【欧州・海外サッカーニュース】ブンデスリーガで29試合未勝利、最下位に沈むシャルケが今シーズン4人目の指揮官にクリスティアン・グロース氏を据えている。

シャルケは27日、スイス人指揮官クリスティアン・グロース氏を新監督に招へいしたことを発表。今シーズン終了までの契約を締結した。

ブンデスリーガ最下位に沈むシャルケは先日、10月にデイヴィド・ワグナー氏の後任として就任したばかりだったマヌエル・バウム監督に解任を言い渡し、カップ戦を含めた年内残り2試合はフーブ・ステーベンス氏が暫定的に指揮を執ることに。そして、すでに濃厚と見られたグロース氏の就任が正式に発表された。

現在66歳のグロース新監督はクラブの公式ウェブサイトを通じて、「我々は目標、結果を求めながら働かなければならない。常に選手たちの向上心を感じることを望む。成功を取り戻すためには、チームや周囲がポジティブなマインドを持つべきだ。我々の目標を成し遂げるために私はすべてを尽したい」と意気込みを語った。

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過去には母国バーゼル（1999～2009年）やトッテナム（97～98年）、シュトゥットガルト（09～10年）など率いていたことのある同氏はここ数年間はサウジアラビアのアル・アハリなどの監督を務めていた。今年5月に監督業からの引退を表明していたが、シュトゥットガルト時代から知る現シャルケのヨッヘン・シュナイダー執行役員からの誘いを受けて現場復帰を決する格好となった。

なお、シャルケはステーベンス暫定監督の下ではDFBポカール2回戦で対戦した4部ウルムを下すも、ブンデスリーガ第13節アルミニア・ビーレフェルト戦は0-1で落とし、リーグ戦勝ちなし記録が「29」に。11-12シーズン以降、欧州で監督を務めていない今季4人目の指揮官が、シャルケを泥沼状態から導くのだろうか。