Urs Fischer 2023(C)Getty Images

佐野海舟&川﨑颯太所属のマインツ、新監督はフィッシャー氏に決定「サッカーに簡単な任務はない。だからこそ面白い」

佐野海舟や川﨑颯太が所属するマインツは7日、元ウニオン・ベルリンのウルス・フィッシャー氏を新監督に招聘したことを発表した。契約は2028年までとなっている。

昨シーズン6位フィニッシュのマインツは、今季は低調なスタートを切り、第12節終了時点で最下位に転落。クラブは3日、2024年2月に就任したボー・ヘンリクセン監督の解任に踏み切り、スポーツ部門を統括するクリスティアン・ハイデル取締役は近日中に新監督を迎える予定であることを伝えていた。

そして7日、マインツは現在59歳のフィッシャー氏の就任を発表。2018年夏から2023年秋までウニオンを率い、クラブを1部昇格に導き、チャンピオンズリーグ出場にも導いたスイス人指揮官は、新天地の公式ウェブサイトで「サッカーにおいて簡単な任務は存在しない。しかし、だからこそ面白いのだ」と前置きしたうえで、次のように意気込みを語った。

「私はクリスティアン・ハイデルとニコ・ブンガート(スポーツディレクター)と納得のいく話し合いを行った。マインツ05というクラブは、全体としても私に合っていると思う。ピッチ外での連帯感あるマインツの価値観、ピッチ上で決して諦めず常に相手にプレッシャーをかけようとする意志、そしてMEWAアリーナでのサポーターの熱狂…。この挑戦を楽しみにしており、チームとしてこの状況を立て直せると確信している」

ハイデル氏はフィッシャー氏について、以下のように歓迎した。

「ウルス・フィッシャーは、プロのあらゆるステージで監督として、チームを組織化・育成し、さらに落ち着きと共感力を兼ね備えた人柄でロッカールーム全体を掌握できることを見事に証明してきた。彼の実績と能力は、フィッシャーを非常に求められる監督にした。そのため、彼が躊躇することなくマインツ05との共同の道に情熱を注いでくれたことを、大変うれしく思う」

なお、マインツはウィンターブレイクまでUEFAカンファレンスリーグでの2試合のほか、首位バイエルン・ミュンヘンと17位ザンクト・パウリとの“裏天王山”を控えている。

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