Sota Kawasaki Kyoto 02222025(C)Getty Images

“監督待望の10番”川﨑颯太に現地メディア注目…マインツ加入で韓国代表MFの去就に影響も?

マインツがMF川﨑颯太を獲得したことで、韓国代表MFホン・ヒョンソクの放出の可能性が高まっているという。ドイツ誌『キッカー』が報じている。

マインツは9日、京都サンガF.C.から川﨑を期限付きで獲得したと発表。ドイツメディアによれば、レンタル料は20万ユーロ(約3400万円)で、買い取りオプションを行使した場合には100万ユーロ(約1億7000万円)の移籍金が発生するという。

『キッカー』は川﨑を「ボー・ヘンリクセン監督待望の10番」と紹介。昨夏に加入し、すでに絶対的なレギュラーの座を確立している日本代表MF佐野海舟と比較しつつ、「佐野とは違って、川﨑は多少英語が話せるため、チームへの適応もスムーズになるだろう」と分析。さらに、9日のトレーニングでは、ヘンリクセン監督が「来てくれてうれしいよ」と歓迎の言葉をかけたと伝えている。

また同誌は、川﨑が佐野とナディエム・アミリのコンビが組む中盤の1列前でプレーする可能性を示唆し、U-21ドイツ代表MFパウル・ネーベルや韓国代表MFイ・ジェソンが、主なポジション争いの相手になると予想している。一方で、川﨑の加入により、昨夏加入以降、先発出場が4試合にとどまっているホン・ヒョンソクについては、放出の可能性が高まっていると見られている。

なお、地元紙『アルゲマイネ・ツァイトゥング』も川﨑のプレースタイルを分析。走行力や守備力には佐野に似た要素もある一方で、ボール奪取後の大きく展開するプレーやスルーパスの頻度が、両者の主な違いとして挙げられている。

広告