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Kaishu-Sano(C)GettyImages

【現地発】監督解任後のボルシアMG戦で惜敗。マインツ佐野海舟、悔しさを口に…「周りにいい影響、勢いを与えないと」

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マインツの日本代表MF佐野海舟が、敗戦に終わったボルシア・メンヒェングラッドバッハ戦(ボルシアMG)と2026年北中米ワールドカップ(W杯)の抽選結果について言及した。

マインツは5日、ブンデスリーガ第13節でボルシアMGと対戦。ここまで全試合スタメン出場の佐野は変わらず先発起用され、川﨑颯太はベンチスタートとなった。試合は前半から互いに攻め合う展開となる。だが、後半に入って58分にセットプレーからオウンゴールで失点を喫すると、最後まで1点を追いつくことができず。監督解任後、初の試合となったが、マインツは9試合勝ちなしとなった。

試合後、誰よりも早くサポーターの前に行き、頭を下げた佐野はミックスゾーンに現れ、複雑な表情を抱えながら思いの丈を口にした。

「監督は変わりましたけど、監督の責任ではないと思いますし、一人ひとりに勝ちたい姿勢が見えないと思う。監督が誰であってもそういう気持ちを最低限見せないと変わらないかなと思います。勝てない難しさはありますけど、どの試合も前向きな姿勢や勝ちたい気持ちを自分は出しているつもりなので、それが伝わっていなかったらもっとやらないといけないと思います。自分がそういうプレーでもっと引っ張って、周りにいい影響、勢いを与えないといけないなと思います」

自身としては普段より低いアンカーのポジションでプレーする時間が長かったが、ボール奪取や前への推進力で周りとの違いを見せていた。ただ、いつもと違うポジションでプレーしても確かな変化を与えられていたことには手応えを感じながらも、さらに改善する必要があると説いた。

「自分自身、前に出る回数はいつもより多かったし、そこでゴールチャンスになりそうなシーンも何シーンか作れた。ただ、その回数をもっと増やさないといけない。あとはバランス見て前にいきすぎて裏を取られている部分もあった。バランス見ながらやらないといけないなと思います」

また、試合前にW杯の抽選会は見ていなかったとし、改めてオランダ、チュニジア、欧州プレーオフ枠(ウクライナ、スウェーデン、ポーランド、アルバニアのいずれか)という対戦相手を聞き、自身の見解を明かした。

「どこが相手でもやらないといけないと思いますし、自分も入っていかないといけないと思います。そのためには自チームでどれだけやれるか。そういった面も含めて勝利しないと評価は上がらないと思うし、厳しい状況ですけど、少しずつ我慢強くやらないといけない」

W杯に向かう上でも自チームでの活躍が何より重要だと語った佐野。苦しいチームを浮上させ、より自身の評価を上げていけるか注目したい。

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