Kaishu-SanoGetty Images

【現地発】佐野海舟、マインツ7戦ぶりの敗戦で感じた課題「失点して受けに回っているようでは進歩もない」

マインツMF佐野海舟が、敗れたドルトムント戦を振り返った。

マインツは30日、ブンデスリーガ第27節でドルトムントと対戦。チャンピオンズリーグ出場権確保のためにも勝利が欲しい一戦だったが、39分にマクシミリアン・バイアーに先制点を奪われると、その3分後にもセットプレーから失点。後半は良い場面を作るも、72分に再びセットプレーから3点目を許した。その後1点を返したが、1-3で7試合ぶりの敗戦を喫している。

試合後、佐野はゲームを振り返り「(1失点目の後に)2点目をすぐ決められたのが痛かったなと。セットプレーの対応がいつもより緩かったかな、という印象です」とセットプレー面の課題を口に。また、ドルトムントのビルドアップに対してマンツーマン気味の守備で対抗した中で、「マンツーマンでいくデメリットもあると思うけど、チームとしてメリットを優先してやる以上は、全員がそれをやらないといけない。1人でも迷いが出ると、スペースを開けてしまう。そこはもうちょっと迷わずにやることも必要かなと思っています」と守備面でうまくいかなかった点を悔やんだ。

2点のビハインドを追っていた後半は、チームとしても積極的な攻撃が光った。佐野自身も中盤の柱の一人として攻守に貢献。鋭いボール奪取や積極的な攻撃参加を見せるなど、随所で存在感を示した。

ただ、佐野は後半の内容を前半からできないと上位にはいけないとの見解を示している。

「後半はより攻撃的にやろうとチームとしてハームタイムに話したし、それが後半は出たと思う。ただ、それをやはり前半からやらないといけない。失点して受けに回っているようでは多分これから先、進歩もないと思う。ああいう時にどう振る舞うかだったりが大事になるし、前半のうちにやらないといけないというのはありますね」

個人としても攻撃面で推進力を見せたり、パスで打開したりと良いプレーは多かったが、「そこでの質だったり、自分で行き切ることも必要。シュートを見せないと引き寄せることができない。もうちょっと強気にやることが必要だと思います」と次への課題を挙げた佐野。次節は町野修斗の所属するホルシュタイン・キールとの一戦となるが、「今日出た課題と向き合いながら対戦相手の対策をしっかりして、チームとしてやるべきことをもう一回整理してやれればいい」と語り、次戦への切り替えを強調していた。

広告
0