マインツのボー・ヘンリクセン監督は、MF佐野海舟がアウクスブルク戦でついにドイツでの初ゴールを挙げたことを喜んだ。
20日に行われたブンデスリーガ第4節で、これまで今季1ゴールと決定力不足に悩まされていたマインツがアウクスブルク相手に4発圧勝。その中で、昨夏の加入から公式戦42試合でゴールもアシストもなかった佐野は、14分に自身のボール奪取から待望のブンデスリーガ初ゴールを決め、さらに1アシストを含む2得点に関与し、敵地での4-1勝利の立役者となった。
そして、もちろん試合後の記者会見でもその佐野の活躍が話題に。マインツ地元紙の記者から「佐野がブンデスリーガ初ゴールを決めたことで、全員、とりわけあなたの歓喜が大きかったが、彼の今日のパフォーマンスをどう評価するか」と問われると、デンマーク人指揮官は笑顔でこう答えた。
「これはちょっと面白い話だね。サノは昨シーズン、一度しか週間ベストイレブンに選ばれなかったのだからね。でも彼は本当に素晴らしいし、信じられないほどの選手だ。今日は守備だけでなく攻撃にも出ていった」
「最初のゴール後のあの喜びも見ただろう。チーム全員がクレイジーだった、全員がね。彼は初ゴールを取るために本当に努力していた。それがチーム全体にとても良い感触をもたらした。彼は驚異的な選手だ。まさに国際級のクオリティだよ」
なお、クラブのニコ・ブンガートSD(スポーツディレクター)も佐野のパフォーマンスを絶賛。ドイツ紙『ビルト』が紹介したコメントで、「彼はブンデスリーガでも、さらにヨーロッパレベルでも際立った能力を持っている。我々は彼と一緒にプレーするのが楽しいし、相手は彼に手を焼く。まさに圧巻のパフォーマンスだった」と賛辞を惜しまなかった。




