フランクフルトは、昨夏に現在マインツでプレーするMF佐野海舟を獲得する可能性があったという。ドイツ誌『キッカー』のフランクフルト番記者が明かした。
現在24歳の佐野は、昨夏に鹿島アントラーズからマインツへ移籍。海外挑戦1年目ですぐに定位置をつかみ、リーグ1位の走行距離や同4位のデュエル勝利数などを記録し、大きな存在感を見せ続けている。
一方、今ではマインツの中心選手の1人となっている佐野だが、昨夏にはフランクフルト移籍の可能性もあった模様。『キッカー』によると、日本代表MF側からクラブの強化を担当するマルクス・クレシェ氏に“逆オファー”があったという。しかし、フランクフルトは当時、佐野に関心を持ちながらも、ブライトンからのドイツ代表MFパスカル・グロス(現ボルシア・ドルトムント)をターゲットとしていたため、佐野の獲得には動かなかったと伝えられている。
結局、フランクフルトがグロスから断りを受けたころには、佐野はすでにマインツに加入していたとのこと。そして、「マインツ史上最高額の売却になり得る」とされる日本代表MFが、今後フランクフルトに移籍する可能性は低いと見られているようだ。

