Kaishu Sano Mainz 02162025(C)Getty Images

佐野海舟の適応力を称賛…マインツ指揮官「最初は課題もあったが…今ではリーグ最高の6番の1人」

マインツのボー・ヘンリクセン監督は、あらためてMF佐野海舟への高い評価を口にしている。クラブの公式ウェブサイトが、コメントを紹介した。

佐野は昨夏、鹿島アントラーズから完全移籍でマインツに加入した。24歳のMFは新天地ではこれまでの公式戦すべてに先発出場し、そのほとんどはフル出場。現在3位につけるチームの躍進を支え、中盤の一角として大きな存在感を放っている。

一方、マインツは昨夏の移籍市場の終盤に、ヘントから当時韓国代表だった攻撃的MFホン・ヒョンソクも獲得。しかし、現在25歳の同選手は加入直後の数試合はスタメンに名を連ねたものの、徐々に出場機会が減少し、直近の6試合はピッチに立っていない。

ヘンリクセン監督は18日、メディアの取材に応じた際、“同期”の2人についてコメント。「ホンは本当に優れたフットボーラーだよ」と強調しつつ、「ただ、ブンデスリーガに適応するには少し時間がかかることもある。例えば、セカンドボールを奪取では、もっとパワーが必要だったり、デュエルにももっと挑んだりしなければならない」とホンへの課題を語ると、佐野についてこう続けた。

「これらは佐野も学ぶ必要があった。彼の場合、適応が早く、今ではリーグ最高の6番(守備的MF)の1人だ。彼も最初は細かい部分で課題があったが、それを受け入れた。適応に時間がかかる選手もいるが、それは問題ではない」

なお、ホンの本職のポジションでは、韓国代表MFイ・ジェソンや先日4年半ぶりにドイツ代表のメンバーに選ばれたMFナディエム・アミリ、今季ブレイク中のU-21ドイツ代表MFパウル・ネーベルがプレー。監督としては、この3人が好パフォーマンスを維持する限り、ほかの選手を起用する理由はないかもしれない。

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