マインツのドイツ代表FWヨーナス・ブルカルトが4日のフランクフルト戦でゴールを挙げ、元日本代表の岡崎慎司氏らが保持していた得点記録を塗り替えた。
マインツは4日に行われたブンデスリーガ第32節でフランクフルトをホームに迎え、1-1で引き分けた。MF佐野海舟らとともに先発出場した副キャプテンのブルカルトは、後半57分に5試合ぶりとなるゴールを記録。24歳のFWは、これが今季リーグ戦16ゴール目となった。
これによりブルカルトは岡崎氏(2013-14シーズン)と元ドイツ代表アンドレ・シュールレ氏(2010-11シーズン)がそれぞれ記録した、マインツ所属選手の1シーズンにおけるリーグ戦最多得点数を更新。地元紙『アルゲマイネ・ツァイトゥング』の取材に対し、「それは素晴らしいことだし、嬉しく思っている」と喜びを語る一方で、「でも試合中はそのことを考えたりしない。今シーズンはあと2試合残っていて、できればもう一度ゴールを決めたい」と、さらなる記録更新への意欲をのぞかせた。
また、2014年夏にマインツ下部組織に加入したブルカルトだが、初の移籍先の候補とも報じられるフランクフルトを相手に得点を挙げたことについては、「今日は僕にとって、ほかの試合と同じで、普通の試合だったよ。チームとしてホームで勝ち点3を取りたかったけど、それは残念ながら叶わなかった。相手が誰だったかなんて、正直どうでもいい」と語った。
ブルカルトは自身の去就について「いつ決めるにしても、シーズン中には絶対にないということだけははっきりしている」と述べたうえで、「今はただ、残りの2試合に集中することが大事。未勝利の流れが続いているので、もう一度すべてを出し切って勝利を目指したい」と気を引き締めた。




